欧州の第2派流行が本格化
2020年10月8日に欧州のコロナ感染者が初めて10万人を超えた、これは累計ではなく24時間の感染者数です。
ロイターの記事では英国やロシアも欧州に含めているので、おそらく旧ソ連諸国も含めている。
ユーラシア大陸の上半分を欧州に含めてしまっているのだが、それにしても一日で10万人感染は多い。
ロシアは10月9日に一日の感染者が最多の1万2126人、イタリアは9日に5372人が新規感染した。
東欧諸国全体では8日の感染者数が3万3600人、イギリスは一日平均2500人ほどが感染している。
欧州では英国、ロシア、スペイン、フランスで最近特に感染者数が急増している
ロシアの累計感染者数は127万人で、5月に流行し一日1万人を超えたが、その後は収まっていた。
ロシアは5月に都市封鎖(ロックダウン)を実施していたが現在は解除されていて、飲食店の閉鎖もしていない。
モスクワ市は飲食店の閉鎖や高齢者の隔離、3分の1の労働者の自宅待機などを準備している。
自由と民主主義はコロナの大好物
英国は1日の新規感染者数が1千人台から2千人台に倍増し、都市封鎖を回避する為に地域ごとの対策を求めている。
英国は3月以降にも大規模感染が起きていて、当時は国としての対策を取らず大流行を引き起こした。
イタリア保健当局は9日に24時間の感染者数が5372人に達し、3月以降で初めて5000人を上回った。
フランスは2日連続で感染者1万8000人を記録、リヨンなど4都市でレストランなどを営業停止にしている。
すでに南部マルセイユは先月から、首都パリでは先週から同様の措置が取られている。
感染者が少なかったドイツでも2日連続で新規感染が4000人を超え、同じ日のイギリスより多くなっている。
こうした状況下でもフランス人は相変わらず屋外のテーブルに座りカフェを飲みながら自由におしゃべりしている。
だから感染が収まらないのだがイタリア人やスペイン人も自由な生き方を辞めるつもりはないようです。
一方早期に感染を封じ込めた中国ではマンションごと住民を封鎖し、バリケードで塞いで兵士が24時間監視していました。
コロナには共産主義や独裁政治が有効で、自由と民主主義はコロナの大好物だったようです