仮にトランプが負け政権交代すると仮定して、バイデン大統領の対中政策はどうなるのでしょうか?
バイデンはトランプの対中政策を無益で愚かだと批判してきたが、では自分ならどうするのかを明確に示していない。
バイデンの側近らによると、実際にはバイデン大統領になってもトランプ政権の対中政策を根本から変える気はない。
トランプは反中、バイデンは親中かと言えば両方とも「アメリカ第一主義」で、それを口に出すか出さないかだけの違いと言える。
トランプが親中と批判してきたオバマ大統領だが、就任時には大の日本嫌いで中国好きでした。
そのオバマが就任後初めて習近平と会談した時、習近平は「太平洋を中米で分割しよう」と持ち掛けた。
アメリカの取り分として太平洋の右側を保証する代わりに、日本やアジアは「中国の領土だ」と主張しました。
これを聞いてオバマは初めて中国の正体を悟り、以来反日政策を改め日本支持に傾いていきました。
オバマが所属している米民主党はクリントン夫婦を始めとして「中国こそ地上の楽園」というような人間が多かった。
中国は全て正しく理想の国という論調で、中国が望むもの全てをアメリカは与え、中国はアメリカと並ぶ大国になった。
自分が次に食われる番になって初めて、中国がカワイイ子犬ではなくケダモノだと悟りました。
誰が大統領でも中国潰しは変わらない
トランプとバイデンの違いに話を移すと、トランプの反中政策は子供じみた内容が多かった。
関税を数パーセント上げるとか、アメリカ産大豆を買わせるとか、本当にくだらない事ばかりです。
安全保障や人権問題には何も切り込まず、せいぜいファーウェイを輸入禁止にするとかその程度です。
アメリカの軍事専門家によるとトランプは「米国史上最も戦争をしない大統領」で4年間でシリア攻撃の1回しかない。
そのシリア攻撃は飛行場のレーダーなどを狙ったピンポイント攻撃で、5分ほどで攻撃終了しました。
バイデンは当然「アメリカの伝統主義」に回帰する筈で、アメリカの伝統は「力で叩き潰す」事に外なりません。
平和主義のイメージがあるオバマは中東や東欧で戦争をしかけ、ロシアを潰そうとしました。
トランプ大統領になって中ロには一度も戦争をしかけていないので、「中国を付けあがらせた」のはトランプの方かも知れません。
トランプの外交も幼稚で「金正恩と友達になった」などと言って友達扱いし、核開発を容認してしまいました。
こういうバカな事が改まるなら、日本に対して厳しくてもバイデンのほうがトランプよりマシかも知れません。