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日欧中が温暖化ガス実質ゼロ 実質詐欺ではないのか

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バイオマス発電は「木を燃やして木を植えれば差し引きゼロ」という考えだが、木が育つのは50年後で温暖化ガスは「今」排出されるのでゼロになっていない
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CO2実質ゼロからは詐欺の臭いがする

最近日中欧の政府が相次いで、2050年から60年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにするという方針を示している。

気になるのは「実質ゼロ」といううたい文句で、某犬のCMのスマホで多用していました。

その会社は購入時には端末ゼロ円だが、毎月の使用料を割高にして結局5万円とか10万円を徴収していました。



温暖化ガスの実質ゼロはおそらくCO2を大量に排出するが、同等の吸収をするか排出権を買うと推測できます。

口火を切ったのは中国の習近平で、20年9月の国連演説で2060年までに温暖化ガスを実質ゼロにすると発言した。

中国は世界最大のCO2排出国で28%を占め、アメリカとインドの3か国で全世界の半分を排出している。

日米欧中など主要国で温暖化ガスを排出している最大の要因は石炭などの火力発電で、脱原発でますます増加している。

人々は原発は汚い発電だから止めろと言い、代わりにもっと汚い石炭発電を増やした。

世界の人口は急激に増えているので太陽光発電などではまったく追い付かず、石炭を燃やして発電しています。

中国は今後数十年で100基以上の原発建設を予定しており、かなりの火力発電を原発に置き換えるでしょう。

習近平は削減対象や具体的手段の詳細を明らかにしなかったので、国連でかっこいい演説をしたかっただけかも知れない

環境にやさしい環境破壊

次にかっこいい事を言ったのは日本の菅首相で、国会の所信表明演説で2050年に実質ゼロの方針を示した。

日本のCO2排出量は一時期減少していたが、2011年の原発事故以来増えておりパリ協定目標も達成していない。

原因は原発を止めて石炭発電を増やすという「環境にやさしい」事をやったからで、お蔭で地球の寿命は縮んだ。

EVや太陽光発電が普及すると達成できるという主張もあるが、そんな簡単な話ではない。

仮に日本の自動車をすべてEVにするとその分の電気を発電する必要があり、石炭発電を倍増しなくてはならない。

選択肢は「太陽光発電を10倍増にするか」「火力発電を増やすか」「原発を増やすか」どれかしかない。

日本の国土には欧米のようにソーラーパネルを張れる平地は無く、既に山をはげ山にして災害を起こし社会問題になっている。

富士山や樹海の森林をすべて伐採してソーラーパネルを貼ったら「地球にやさしいのか?」という話です。

日本には原発40基以上があるが、原子炉一基分を太陽光で発電するには、山手線の内側をすべてソーラーパネルにする必要がある。(それでも足りない)

原発の稼働率は50%程度だが、太陽光が最大効率で発電できる時間は年間にほとんどないからです。

では何で発電するのか妙案はなく、すべての自動車をEVにするには原発倍増するしかないでしょう。

太陽光や風力は多少は増えるにしても、設置場所は森林しかなく森林を伐採すると東京や大阪は大水害に襲われます。

ドイツで流行っているカーボンニュートラルは森林を伐採して木材を燃やすと「実質ゼロになる」と言っています。

これは木を切って木を植えると50年後に元通りの木に育ち、それをまた切って燃料にするという話です。

50年後に差し引きゼロになるかも知れないが、現実にドイツ人がやっているのは禿山を作って自然破壊しているだけです。

各国が言っている「実質ゼロ」とはこのようなイカサマである可能性が高い。

環境に良いと言って石炭発電を増やし、今度は富士山をはげ山にして「環境に良い」と言うでしょう

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