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失敗したくない若者と、失敗を叩く日本の風土

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アメリカの起業は根本的に新しい事を始めるが、日本の起業は成功者の真似ばかり
1995139

大企業は裏庭から生まれる

日本の若者は失敗を恐れていて、失敗したくないあまり全員で同じ服を着て就活し、他人とお辞儀の角度すら同じにしようとする。

政府やニュースでは日本は起業が少ない、企業文化がなく外国のようなベンチャー企業が育たないと嘆いています。

米スーパー企業のGAFAM、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトはいずれも若者のベンチャー企業でした。



自宅とかガレージとかが最初のスタートで、ビルゲイツは15歳で企業から給与計算ソフト開発を請け負ったのが始まりでした。

ビルゲイツの家は金持ちでコンピュータや最新科学に触れる機会があり、勉強熱心で才能がありセンスもあった。

だが今の日本ですらこんな事が可能かと言えばノーで、日本では子供が金を稼ぐのを全力で禁止している。

世界一の個人投資家ウォーレンバフェットは小学生のころコーラの転売でビジネスをスタートし、11歳で最初に株を購入した。

バフェットの家も金持ちで父親は州議会議員で株のディーラー、投資家のスタートも父親の会社に就職している。

アップルのスティーブ・ジョブズは面白く、実父はシリア人活動家だが養子に出されジョブズ夫妻に引き取られた。

ジョブズの最初のビジネスは無料で(違法に)電話を掛ける装置の販売で、奇妙な縁でヒューレット・パッカード社でバイトしたのがIT業界入りのきっかけになった。

電話装置を開発したのがウォズニアックで、アップルコンピューターも彼が開発したが、会社はジョブズが乗っ取った。

ジョブズは他人が開発した物を横取りしたり、自分では作れないものを技術者に作らせて、宣伝して販売するのが得意だった。

失敗を許さない社会に成功者は現れない

もしジョブズが優秀な技術者だったら、アップルは現実程成功しなかったでしょう。

アマゾン、フェイスブック、グーグルの始まりも庭先や自宅やガレージで、最初は非常に小さなビジネスでした。

日本でこの手の小さなビジネスが大成功したのは1960年代頃までで、ホンダやソニーなど世界的大企業が誕生した。

その後外食チェーンや衣料品チェーンなどの起業と成功の時代があり、90年代以降はソフトバンク、楽天のようなIT企業が多く誕生した。

2000年代以降もIT企業は誕生しているが、アメリカと異なり根本的に新しい事を始めたり誕生してはいない。

ソフトバンクや楽天は要するに欧米で既に存在した物を日本に持ち込んだだけで、アップルが最初にパソコンを作ったのとは違う。

昔から日本はそうで、第二次大戦中の発明はイギリスはレーダー、アメリカは原爆、ドイツはジェット機とロケット、日本は特になしでした。

この原因は失敗を許さず失敗した者を過酷なまでにバッシングする風土にあると言われています。

ネットやテレビや新聞でも成功者への妬みが酷く、失敗したら国中で袋叩きにしています。

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