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中国の”景気”は本当はどうなのか?

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中国の消費伸び率は年々低下している
mcb1909300500003-p1
画像引用:https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190930/mcb1909300500003-n1.htm 【中国を読む】かつては「見え」が左右、中国の消費環境が変化 「新常態」定常化も (1_3ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)

政府主導の経済成長

中国はコロナをいち早く撲滅し(そう言っている)いち早く経済回復の軌道に乗った。

その手法は感染者をトラックで回収して”どこか”に送り込むというもので、先進国では絶対に真似できないものだった。

中国はまだ感染が終息していないのに工場を再稼働させ、大規模公共事業も再開して経済回復した。


スターリンが第二次大戦でドイツと戦ったのと同じ手法で、これぞ共産主義の神髄と言える。

共産主義は社会のすべてが計画と命令によって動き、資本主義のような市場原理にまかせる事は無い。

コロナからの経済回復も計画と命令によって行われ、途方もない資金が投入されたと見られる。
どケチの日本政府ですら補正予算57兆円、アメリカは既に200兆円の予算を組み300兆円に増やす話をしている。

中国は「アメリカを超える」と豪語しているので、コロナ対策だけで400兆円以上は使うでしょう。

経済とは結局無駄遣いであり、政府や国民が無駄遣いするほど拡大し、節約すると経済縮小します。

中国の消費は停滞している

政府が巨大な浪費をすると企業は予算獲得の為に投資し、国民も給料が増えて浪費する。

これがうまく回るのが好景気で、国中で最大限の浪費をすることがバブル経済です。

カギを握るのは国民の浪費で、政府がいくらお金を使っても国民が「節約」などしたらデフレ不況になります。
中国国家統計局が11月に発表した10月の小売売上高は前年比4.3%増、3カ月連続で前年同月を上回った。

9月からの上昇率は1%と低く、力強いというにはほど遠いが、飲食店売り上げは0.8%増とコロナ後初めてプラスになった。

11月11日は独身の日セールだったが、アリババは4982億元(約7兆7000億円)を売り上げ前年の2684億元を上回った。
ネット通販2位のJDドットコムも19年の2044億元を超え2715億元となり盛況だったようです。

ただし中国の場合はネット消費に差し引かれるように小売店売り上げが減少し、「独身の日」の売り上げが増えると他の日が減る傾向がある。

独身の日はどこも大幅値引きをするので言い換えると他の日に買うと割高になり、独身の日のネット消費だけが増える。
中国全体の小売売上高は2013年頃は年12%拡大していたが、年々伸び率が低くなり最近は5%程度になっている。

「独身の日にネット売り上げが倍増した」のならその分他の小売売上が激減した計算です。

こういうトリックがあるので中国のネット消費拡大のニュースは、額面通りに受け取れない。

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