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GPIF挽回、日米株高で半年で17兆円の資産増加

投資をしている人なら「20年間平均3%」の凄さが分かるでしょう


画像引用:https://liberaluni.com/pension-2020-gpif-report 【受給額はいくら増える?】GPIFの2020年度爆益報告について解説 _ リベラルアーツ大学

半年で17兆円の黒字
日経平均株価が2020年11月にバブル後最高値を付け、株運用している年金基金も大幅黒字となっている。
GPIFの2020年度7月から9月期運用収益額は4兆9237億円で、2四半期連続で黒字だった。
2019年度(20年3月まで)は8兆2831億円の赤字、20年1月から3月は約17兆円も赤字を出していた。

20年4月から6月は約12兆円の黒字だったので、2020年度上半期(4月から9月)は約17兆円の黒字という事になります。
日本のマスコミはGPIFが赤字の時だけ報道し黒字の時は報道しないので、マスコミを見る人は「年金は赤字だから破産する」と思い込む。
危機を煽って注目を集めるのはユーチューバーと同じ手口で、朝日や読売と迷惑ユーチューバーは同じレベルと言える。
マスコミが「赤字」と言っているのは運用資産の評価額が減少したという意味で、実際に赤字は発生していません。
GPIFは運用資産170兆円の約24%つまり約40兆円を、ETFなどを通じて日本株に投資している。
日本株は最近日経平均が2万5000円を超え、構成上限としている25%を超える恐れがあるため、売り越す必要がでている。
GPIFの理論上の構成比率は日本債権、日本株、外国債券、外国株にそれぞれ25%づつとなっている。
米株式市場の上昇によって外国株にもかなりも含み益が出ている筈で、10月から12月も大幅「黒字」が予想される。
GPIFの目標は黒字を生み出す事ではなく年金の積立総額を増やす事で、長期的な資産増加を目指している。
年平均3%、20年間で75兆円の収益
日米株高なら株をじゃんじゃん買うのが投資家の発想だが、それだと株が下落した時に大損失を被る。
株価が下落すると資金は債権に流れて債券価格が上昇するので、債権と株式に同じ比率で投資するのが最も低リスクになる。
「日本人の年金を海外に投資するのはケシカラン」という意見もあるが、逆に日本国内だけで運用すると国内株下落で損失を被る。
ここは日本債権、日本株、外国債券、外国株を均等に25%づつ投資するのが、長期的に見て最も低リスクです。
さらにGPIFは一度にドカンと投資するのではなく、毎月均等に購入と売却をするので景気変動の影響を受けにくくなる。
コロナやリーマンショックで一時的に資産減少しても、長期間のトータルでは減少しないよう設計されています。
結果としてGPIFは世界全体の成長率(3%前後)と同じ程度の運用益を出し続けています。
GPIFは2001年から年平均約3%の利益を出し続けているが、投資をしている人は「毎年平均3%」がどれだけ凄いか分かるでしょう。
GPIFが稼いだ金額は20年間で約75兆円に達し、もはやGPIF無しで年金はあり得なくなっています。
これだけ成功しているので「もっと運用額を増やそう」という意見もあるが徐々に増やしている。
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