一度フォロワーや登録者が増えると、企業ステマで大金を稼げるようになる。
画像引用:https://www.ad-ftbdiary.com/entry/2017/03/02/101842 インフルエンサーマーケティングをはじめる注意点とステマ・ネイティブ広告の違いについて – アドエフ!ブログ
やらせブロガー、やらせユーチューバー
2000年代にブロガー、2010年代にツイッターやInstagram、ユーチューブで活動して生計を得る人たちが誕生した。
インフルエンサーやユーチューバーと呼ばれる人たちで、芸能人も多く参入して高収入を得ている。
某芸能人が多いブログの報酬がいくらか一度計算した事があるが、芸能活動より遥かに儲かっていました。
トップラスのアクセス数があるブログは1回の宣伝量30万円が相場で、これがとんでもない数字を稼ぎ出す。
毎日ブログを更新したり一日何度も更新する芸能人は、実は広告を載せる為に投稿しています。
もし毎日30万円の広告なら1年では軽く1億円、実際トップクラスの芸能人ブロガーは1億円前後の報酬を得ている。
例えば一回30万円で「このシャンプー使ったらすごく良かった」のような事を文章に紛れ込ませ、実際に使った写真も掲載する。
ツイッターやInstagramでもこうした広告で収入を得ていて、一時期芸能人のステマブログが話題になりました。
ところが最近ステマが話題にならなくなったのは、芸能人に限らずsnsやユーチューブをやる人の多くが、ステマ宣伝をするようになったからです。
ユーチューブに商品のレビューやレポート動画がやたら多いが、あれはほとんど企業が依頼して宣伝動画に報酬を出しています。
酷い奴は商品レポートと称して送られてきた箱を開封するだけで、おそらく数万円程度の報酬を得ています。
そんな宣伝動画や記事を見せられて良く我慢しているなと思いますが、こういう事をやってる連中はいずれ愛想をつかされます。
人気者が商売に走ると人気を失う。
一時期トップクラスのユーチューバーだったのに人気急落して今は見る影もない、という人が時々ネットで話題になっています。
内容自体がつまらないのもあるが、企業案件で広告てんこ盛り、中身はからっぽではどう考えても誰も見たくない。
ブログとかSNSとかユーチューブは一度人気を得てしまえば、その後は惰性でアクセス数が持続する傾向があります。
一度10万人のフォロワーなり視聴者を獲得すると、酷い内容のを投稿しても翌日100人になったりはしないものです。
これに皆味をしめてしまい、内容空っぽで努力せず広告だけがてんこ盛りの動画や記事を連投するようになります。
こんなユーチューバーやインフルエンサーが激増していて、作品や記事内容にこだわっている人より何倍も儲けています。
例えばスマホや音楽機器の購入で迷っていて、ブログやユーチューブを参考にするためにチェックしたとします。
そこには全て「この商品は素晴らしい」「革新的なテクノロジー」「今まで経験したことが無いほど快適」などの言葉が並んでいます。
最初は真に受けるかもしれないが、何度も同じようなものを見聞きすると「ああこいつ金貰って宣伝してるステマだな」と気づきます。
ステマで無い商品レビューは意外と難しく、すべての商品を自腹で購入し一定期間使用しなくてはならない。
ひとつの動画や記事を書くのに何十時間、あるいは数百時間とお金を掛けるので、まず利益など出ないでしょう。
若い人達を中心にSNSやユーチューブ配信者への信頼感が低下していて、今後「箱を開けてみただけだが、これは途方もなく素晴らしい商品」のようなステマは通用しなくなるでしょう。
写真なり文章なり動画が面白いかどうかで評価されるものなのに、獲得したフォロワー相手に「箱を開けてみた」を連発し高収入を得る。
それが当たり前になってしまいある日フォロワーからも愛想をつかされてアクセス数が減少する。
やらせユーチューバーややらせインフルエンサーには、今後こうした事が起きるでしょう