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IT時代のカメラメーカーは1社しか生き残らない

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『カメラ』という商品を買ってもほとんど何もできない。
タイヤや窓ガラスが別売りの車みたいなものだが、メーカーはそれが当たり前だと思っている
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画像引用:https://style.genic.photo/articles/Fubzl 【カメラ講座】第5回:カメラの選び方②『一眼レフカメラ』編 – +genic style

IT時代の競争は1社総取り

日本にはいま大手カメラメーカー7社が共存しているが、最終的に1社しか生き残らないだろうという話です。

アナログ時代の会社はどんな分野でも2社か3社以上の企業が競争し、小さい会社の製品にもファンがいました、

例えば自動車ならマツダとスバルとかスズキに好んで乗る人が居て、家電でもカメラでも小メーカーが活躍していました。


デジタル時代からIT時代になると様子が一変し、たとえば電気自動車は全世界でテスラ1強で他は競争になっていません。

ハイブリッド車ではトヨタ1強、PHEVはVWグループが勝者になりつつあります。

スマホは西側世界ではアップルやサムスン、東側世界ではファーウェイが勝者でした。
トップ企業の下に中堅企業、その下に小企業が並ぶピラミッド型の序列はどの産業でも崩れています。

大型航空機ではボーイングとエアバスが2強でパソコンなどのOSはマイクロソフト、アンドロイド、アップルの3強になっている。

よほど巨大な市場なら2社か3社が共存できるが、1兆円以下の市場では1社がすべてを独占する可能性が高い。
今後短期間にそうなると予想されるのがカメラ市場で、市場はどんどん縮小し食い止められなくなっている。

昔のカメラは機械式で製造技術だけが重要だったが、これからはIT技術が必要になり、多くのカメラメーカーはついていけません。

機械式カメラである一眼レフとミラーレスが現在は共存しているが、やがて一眼レフは「江戸時代のカメラ」みたいな存在になります。

今のカメラは100年前の自動車と同じ

博物館に展示するにはちょうどいいが、実用品として使うために買う人は1人もいなくなります。

そう言い切れるのはミラーレスが日々進歩しているのに一眼レフは進歩が止まっているからで技術的にはすでに逆転している。

今の一眼レフは機械の部分の進歩は止まっていて、それに様々な機能を後付けしている。
だが機能の後付けではやがて対応できなくなり、消費者に応えられなくなって消滅します。

ミラーレスカメラでトップはソニー、2番手がキャノンで他に対抗できるメーカーは存在しません。

どちらもITで世界トップ企業ではないものの、カメラ業界としてはIT先端企業です。
カメラ業界の現状は一般常識とかけ離れていて、高額なカメラを購入した人は自分で使えるように組んでいきます。

カメラを買っただけでは何もできず、高額なレンズと無数のパーツを買いそろえ、独学が学校でカメラ術を習得しなくてはならない。

自動車初期の車はヘッドライトやスターターが付いておらず、窓ガラスや速度計もなかったが、今のカメラがそれと同じです。
『カメラ』には何もついておらず何もできないので、タイヤやハンドルを自分で買いそろえるようなものです。

いくら何でもこれは時代遅れの商売であり、iPhoneを買った後で無数のパーツを揃える必要があるとしたら、少なくとも女性は見向きもしないでしょう。

カメラ業界は大きく変わる必要があるがほとんどのメーカーは変われず、1社か2社しか生き残れないでしょう。

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