韓国軍は人件費が高い自衛隊より装備品購入の資金力が多い
画像引用:https://japanese.joins.com/JArticle/274048?sectcode=220&servcode=200 F-35B導入急ぐ理由あった…2030年代「韓国型空母」鳥瞰図を初公開 _ Joongang Ilbo _ 中央日報
日本に対抗して空母を計画
韓国の2022年度国防予算を審議する国会は20年12月末、前年比5.4%増の52兆8401億ウォン(約5兆300億円)で成立しました。
韓国軍が希望していた空母設計費用101億ウォンは認められず、研究費1億ウォン(約950万円)だけが認められた。
韓国軍は日本の自衛隊が保有する兵器すべてを欲しがるが、空母希望も日本の空母型護衛艦がきっかけでした。
空母型護衛艦となる「ひゅうが」は2000年代に違う形態でデザインされ、最終的に全通甲板で建造開始し2009年に就役しました。
満載排水量26,000トンに大型化した「いずも」は2015年に就役したが、これが韓国のプライドを刺激したようです。
これより前の2012年に中国は旧ソ連空母を改造した「遼寧」を就役させ、戦闘機を離発着にも成功している。
遼寧は実用性に難があり搭載する戦闘機も稼働率や実用性が極めて低いとされるが、中国は合計4隻以上の空母建造を進めている。
日本も4隻のヘリ空母を保有し、F35離発着可能に改造する計画も持っている。
実際には空母型護衛艦を空母に改造するのは不可能で、ゼロから建造した方が安いし早く完成します。
「いずも」の甲板を強化しF35Bを離発着させたとしても、航空燃料や備品を常備し、操縦士や機体整備士のための区画も作る必要がある。
格納庫は高さ7.5メートルでF35Bは約4.4mなので格納は可能なように思われるが、戦闘機用の弾薬やミサイルも搭載しなくてはならなくなる。
「いずも」の空母改造費用はわずか31億円で、F35Bを離発着させ格納庫に一時保管するだけだと思われる。
自衛隊より資金力がある韓国軍
「いずも」改造空母が本格空母ではないのを自衛隊は無論承知していて、新たな「空母」の保有を希望している。
アメリカには原子力空母のほかに強襲揚陸艦という名前の「どう見ても空母」があり、揚陸部隊のほかにハリアーやF35を搭載できる。
排水量は「いずも」の約2倍近い4万5000トンで、戦時には空母として戦う事もできる。
韓国が空母を保有するには経済的裏付けが必要だが、実は韓国軍の予算は既に自衛隊よりかなり多い。
韓国軍の22年度予算は52兆8401億ウォン(約5兆300億円)で日本の防衛予算は5兆4879億円です。
日本の方が多いが自衛隊は100%志願制で韓国軍は徴兵制を採用している。
徴兵と言うとタダ働きのイメージかも知れないが実際には給与を支給し、最近二等兵の月給が30万6100ウォン(約3万2000円)に引き上げられました。
韓国軍69万人の多くは徴兵の若者で二等兵、給与は月給3万円で2年間の兵役についています。
対する自衛隊の平均年収は約650万円以上とされるが、下の方の士長で年収300万円、最も下の階級である2士は月給18万円未満で年収は200万円台と思われます。
自衛隊では防衛予算の約45%を人件食糧費が占めていて、さらに福利厚生や施設なども含めると、防衛費の5割以上を人件費に割いている。
このおかげなのか日本の自衛隊員の質は世界の軍隊で最も高いと言われています。
韓国軍の直接人件費はおそらく自衛隊の半額以下、人件費などの全体でも自衛隊よりかなり少ないでしょう。
すると兵器や装備品に充てる防衛・軍事費は韓国軍のほうが自衛隊よりも多いと考えられます。
今年はコロナ危機で空母予算が却下されたものの、いずれ「いずも」と同等規模の空母を保有するでしょう