成長し過ぎた国は「高すぎる肉」になり誰も買わず、経済が縮小し始める。
経済低迷し縮小した国は「安い肉」になり皆が欲しがり、経済成長を始める
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沈まない太陽から昇らない太陽に

日本が経済成長していた1980年代、実は世界は不景気の中日本だけが好景気に沸いていました。

アメリカは冷戦と国内経済の疲弊で衰え、高い失業率と犯罪率で混乱の極みにありました。

欧州は欧州病と言われていて、古いシステムから抜け出せず、今の日本のようになっていました。

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そんな中で日本だけが高成長を続けたので、日本は「沈まない太陽」などと言われていました。

1991年にバブル崩壊すると世界は逆に好景気になり、欧州は復活してアメリカは再び超大国の威信を取り戻した。

80年代は世界で日本だけ好景気だったが、90年代は世界で日本だけ不景気に変わりました。


2000年代になると世界経済に日本経済が連動するようになり、特に中国とアメリカに影響されています。

「日本経済はアメリカ頼み」「中国経済次第」という言葉が経済ニュースで頻繁に使われています。

株価を見ると日本株はアメリカ株に連動していて、米株が下がると日本株はもっと下がります。


米株が上がると日本株は遅れて少し上がり、米株が下げると日本株は雪崩のように崩壊するのが常でした。

80年代と比べてなんとも落ちぶれたものですが、最近その傾向が変わってきています。



日本の復活はありえるのか?

2002年2月にダウ平均(ドル)と日経平均株価は「9791」で交差した。

この日ウォール街はお祭り騒ぎで「アメリカは日本に勝った」と祝杯をあげたと言われている。

数字自体に意味はないのだが、ダウと日経のどちらが上かは両国の勢いの差が表れています。

1989年のバブル絶頂期にダウは2753ドル、日経3万8915円と日米格差が最大になり日本の絶頂期だった。


2008年のリーマンショック以降はダウが上で固定し、21年1月は日経2万8千円台、ダウ平均は3万1千ドル台でした。

まだダウの方が高いが明らかに差が縮小していて、しかも「米株が少し下がると日本株は大暴落」という連動がなくなっている。

米株が下げても日本株への影響は小さくなり、バブル崩壊以来30年間の負の連動がくずれてきている。


これの要因としては日本政府による買い支えが大きく、日銀のETF購入や年金による買い支えと言われている。

だがそれだけとも言い切れず、日本株が自律的な上昇を回復しつつあるのかも知れません。

経済の法則は「下がり過ぎたものは上がる」で、Wバフェットは「肉が安ければ買えば良い。株も同じです」と言っていました。


バブル崩壊から30年間崩壊し続けた日本は、とうとう「安すぎる肉」になったというのが自分の考えです。

中国は聖徳太子の時代に世界の超大国だったが、イギリスや日本に負けて世界の最貧国に落ちぶれました。

そこが中国の最低価格で、これ以上下がりようが無くなった時に、猛然と経済成長が始まりました。


日本は1945年に敗戦でどん底まで落ち込んだ事で、「安すぎる肉」になって高度経済成長が始まりました。

これらは経済の奇跡と言われているが、実は奇跡ではなく経済の原理に基づいていました。

「日本や中国は不当に過小評価されていた」のなら、何かのきっかけでドーンと高度成長が起きるのです。


これの逆が過大評価で、バブル頂点の日本は「高すぎる肉」であり、誰もそんなものを買わないのです。

現在そうなりつつあるのが韓国で、去年100数十年ぶりの人口減少になり、今後苦戦が続くでしょう。

中国も40年高度成長を続け実力をつけたが、「実力をつけた」のはバフェットに言わせると「肉を値上げした」のと同じです。


中国の実力と比べてGDPや株価や資産価値が「不当に高すぎる」のなら、あとは崩壊するしかないのです。