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中国は超大国になれず、再び日英に抜かれる

毛沢東は10年以内にアメリカを抜くと宣言し、今も実現していない
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画像引用:http://pacificfreepress.com/opinion/page-3-17.html Pacific Free Press – Pacific Free Press

中国アズナンバーワン?

中国のGDPがアメリカを抜くという説が人気を得たのは北京五輪が開催された2008年で、言い出したのは中国自身でした。

最初に言い出したのは毛沢東で1958年から1961年まで、短期間でアメリカを抜くとして大躍進政策を実施しました。

1957年のソ連共産党のフルシチョフは「15年以内に経済力でアメリカを抜く」と毛沢東に話して聞かせた。


中国共産党はソ連共産党北京支部として創設され、毛沢東はその使いッパシリとして入党した。

毛沢東のソ連へのコンプレックスは相当なもので、どうしてもソ連以上の実績を残したかった。

毛沢東は当時世界第2位だったイギリス経済を3年以内に追い越し、次いでアメリカも追い抜くという目標を発表した。
当時共産主義は資本主義より遥かに効率が高い経済システムと考えられていて、共産化によってアメリカを抜ける筈でした。

毛沢東はあらゆる私有財産を没収し、共同農場や共同工場に労働集約を命じ、伝統的農業を崩壊させた。

結果は惨憺たるもので3年ほどで5000万人が食糧不足などでなくなったと言われています。
毛沢東や胡錦涛も同じような目標を発表し、習近平もやっぱり短期間でアメリカを抜くと宣言している。

この手の話はバカバカしすぎて真に受ける人間はいなかったが、北京五輪の2008年にGDPで日本を抜いて信ぴょう性が出てきた。

そして今中国は2050年までにアメリカ経済を抜くと言い、左翼を中心に信じているものが多い。

中国は再び日本やイギリスに抜かれるだろう

中国の自律的経済成長は2008年に終わっていて、この年から毎年膨大な公共事業を行うようになった。

2008年はリーマンショックで50兆円の公共投資をしたが、その後も毎年100兆円、200兆円と公共投資金額を増やし続けている。

その分は公的債務が増えているので現在の中国の公的債務はGDP比200%を上回っていると考えられる。
中国は民間債務に付け替える手口で公的債務を小さく見せていて、公式発表では100%以下になっている。

公共事業で経済成長率を積み増す手法は80年代から90年代にかけて日本もやっていたが、結局は行き詰った。

借金でGDPを増やしても借金の増加速度が経済成長率を遥かに上回るからで、子供が考えても持続不可能です。
中国は2016年に出生数2000万人だったが、2020年は1000万人と半減し今後も減少が予想されている。

年間0.5%以上労働人口が減少すると、GDPを約1%低下させる効果がある。

今まで中国は6%以上成長していたが、今後4%になり3%以下になるとこの「たった1%」が効いてくる。
日本がどうしても成長率1%を超えられないのも、人口減少によって毎年GDPから1%以上差し引かれているからです。

一方アメリカのGDPはコロナ以前は毎年2%から3%であり、今後予想されている中国の成長率と変わらない。

こうした人口動態の立場から「中国はアメリカを抜けない」とする見方が強まっている
中国のアキレスけんとも言えるものが中国共産党で、天安門事件や香港民主運動を見れば、「共産党を維持する為なら経済を犠牲にする」のが明らかです。

今後も中国は国内で独裁政治を続けるので、これ以上中国の民間経済は発展しない。

欧米の中国への対応は厳しさを増しており、もう中国だけを多めに見て甘やかす事は無い

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