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香港の選挙廃止、「ひとつの中国」を認めたのが人類の間違い

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サッチャーは「今すぐ人民解放軍を香港に突入させるぞ!」と怒鳴り散らす鄧小平におびえ「ごめんなさい香港を返還します」と言ってしまい、そのせいで香港の人は「中国人」にさせられた。
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画像引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122300386&g=pol 天安門事件、英に衝撃 サッチャー首相「トウ氏に失望」―外交文書:時事ドットコム

めんどり鳴いて国滅ぼす

中華人民共和国が香港に主権があると言って英サッチャーと返還条約に合意したのは1984年だった。

これには女性政治家の不手際、中国共産党が果たして「中国」なのか?という問題、そして中国がいかなる条約も合意も守らないという問題が含まれていた。

サッチャーは典型的な古典的イギリス人で、アジアに何の関心も無いし知識も持ち合わせていなかった。


サッチャーが1982年に訪中した時、中国共産党の鄧小平に「香港は我が国の領土である」と言われて「はいそうですね」と言って帰ってきた。

この時イギリス政府の方針としては香港を中国に譲渡しないつもりだったが、鄧小平は「人民解放軍を香港に突入させる」と言ったのでサッチャーは折れてしまった。

もしイギリスの首相がチャーチルだったら突っぱねた筈だったが、外交交渉は個人の能力に大きく左右される例と言える。
「香港を共産主義から守り民主主義を実現する」とか何とでも言い方はあった筈だが、立派な事を言っても脅されると簡単に折れるのが女性政治家という印象です。

1人のバカ女の不始末によって香港は共産党に「返還」されてしまい、香港はウイグルやチベットになろうとしている。

2020年に中国は本土と同じ法律を適用し、民主活動家全員を逮捕したが、2021年はさらに徹底して中国化を進めている。
21年3月の全人代で香港の選挙では愛国者以外立候補してはならず、香港議会の半数は委員会の推薦で決めると決定された。

誰が愛国者かは中国政府が決め、委員会のメンバーも中国政府が決める事になっている。

これは先日クーデターが起きたミャンマーの選挙より酷く、ミャンマーでは議会の25%が軍人で75%が自由選挙でした。

中国はひとつではなく数百の中国がある

一連の問題の最初の間違いは中国共産党つまり中華人民共和国に香港の主権があるとした事で、中国共産党には地球のどこにも主権などない。

イギリスと清国の戦争によって1841年に香港島はイギリスに永久割譲され、本土側は1997年まで99年間の租借条約を結んだ。

この後中国は90年ほど貧困時代を過ごし、香港は貿易都市としてそれなりに栄えた。
中国の国家は日本とは違い王朝や国が誕生しては滅び、清朝もその一つで現在の中国と台湾もそれらの一つです。

1時代に複数の国家が存在するのは珍しくなく、例えば朝鮮出兵した秀吉の日本軍は、清国と明国と同時に戦っている。

中国大陸というのも一つの民族からなる国ではなく、清と明と蒙古は別々の民族でした。
清が滅んでから中国大陸ではお決まりの内戦が勃発し、最初中華民国の国民党(現在の台湾)が支配していたが、ソ連の支援を受けた共産党軍が大陸を支配した。

中国共産党の中心地は北京で黄河文明の中心地も北京、対して香港は長江文明に近く人種も民族も違っていました。

共産党は共産主義という思想によって世界を侵略する宗教で、共産主義以外のいかなる価値観も認めていない。
ソ連は国家ではなく「共産主義世界政府」だったが、拡大が止まりあの「ソ連」の範囲にとどまった。

中国共産党も全世界を侵略し共産主義革命を起こす「中国支部」であり、国家ではない。

だから中国は周辺国や周辺民族すべてを侵略し、全世界を共産主義に変えるまで止まる事はありません。
この変なのが「古代中国の正当な後継者」と見たところに間違いがあり、イスラム国の拡大版と見なした方が良い。

日本はヤマト人種による民族国家だが中国に統一民族は無いので、共産主義のような主義主張でしか国民を統一できない。

そもそも「一つの中国」という考え方に無理があり、中国には一つどころか百の民族、数百の価値観がある。

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