女性に出産の決定権を任せると、重たいし痛いので「産まない」と言います。
要するにこれが少子化です
女性の地位が高いほど出生率は低い
人口統計からの未来予想によると、日本の自治体の半数は今後数十年で消滅するそうです。
もう少しましな予測をしたとしても、今世紀中に日本の人口は3割以上減少し自治体もそのくらい減るでしょう。
日本の人口が減っている理由は女性が子供を産まないからで、ほぼ全世界共通の傾向です。
フランスやアメリカは出生率が高い時期があって日本では理想的に報道されましたが、やっぱり1.7を割り込んでどんどん下がっています。
低出生率の国の特徴を上げると、農業が衰退し社会が高度化し経済的に成功している国が多いです。
日本は30年間不況ですが、それでも人類の上位1割に相当する高収入富裕国家です。
これほど政治家が無能で失策ばかりして30年連続超不況なのにまだ先進国というのは、実は日本はものすごい潜在力があるのではないかとも思います。
高収入な先進国ほど低出生率ですが、そんな国は女性が高学歴で高収入、社会的地位が高く家事や育児をしないと決まっている。
日本では子供を産むかどうかは「女性だけ」に決定権があり、女性が生むと言えば男性は中絶を強要できない。
女性が産まないと言えば強制的に産ませることもできないので、子供を作るかどうかの決定権は女性だけが持っています。
男性は自分で産まないし育てないので気楽ですが、女性は痛いし面倒なので「産みたくない」と言います。
女性に出産の決定権を委ねたら出生率が下がるのは当たり前で、これが低出生率の原因です。
田舎の農業で食えない国は人口減少する
もし逆に男性だけに出産の決定権があったら、自分は痛くないので「どんどん産めぇ」などと無責任に言うでしょう。
お金の制限というのもある訳ですが、フランスのように育児も教育費も無償化するとかやり方はいくらでも工夫できます。
先進国は女性の地位向上を進めていますが、それを進めれば進めるほど低出生率になります。
日本の出生率は世界一低いというのがマスコミは好きですが、今や東アジアでは日本が最も出生率が高い国になりました。
欧州も平均出生率は1.6ほどで、日本より低い国が1/3くらいあり、しかももっと都合が悪い数字があります。
英仏独など欧州先進国は移民を受け入れていて、首都では移民の人口が先住民の人口を上回っています。
英仏独で出生率が高いのは有色人種の移民で次がEU内の白人移民、最も低いのが伝統的ドイツ人などの先住民の白人でした。
女性の地位の高さと出生率が反比例していて、同じ国でも女性の地位が高い人種ほど出生率は低くなっています。
都市と田舎では昔から田舎は子だくさんで、あぶれた人が都会に移住する人口移動がありました。
低出生率の先進国はいずれも農業人口が減少し、田舎で子供を産まないのに若者はどんどん都会に移住しています。
子だくさんの国は農業が盛んで低賃金で、「ジャガイモをつくる」みたいな仕事でも平均的な収入を得られます。
IT専門職でしか平均的な収入を得られないような国では、例外なく少子化が進んでいます。