拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (1 投票, 平均: 4.00 / 4)
読み込み中...
スポンサーリンク

上海自動車ショーで見るEV時代、勝つのは日本か中国か

スポンサーリンク

ガソリン車では3流の中国メーカーもEVでは世界と戦えると考えている
18131346048

画像引用:http://www.chinaautotrends.com/chezhanMes.aspx?id=4559&c=31&t=31 2021上海车展 _ 新一代智能豪华纯电轿车——ARCFOX极狐阿尔法S正式上市,售价25.19万元_34.49万元 – 【中国汽车趋势网官网】_ 汽车趋势网

注目はやはりEV

EVではテスラのアメリカが先行し軽量級は中国で売れていて、日本メーカーは遅れていると言われていました。

2021年4月の上海モーターショーには日本メーカーがEVを多く出品し、失地回復を狙っている。

特徴はトヨタ、ホンダ、日産が日本では発売していない車種を発表した事で、日本と海外の戦略が異なっている。


日本で売れているのはハイブリッド車で、燃費が良く実用的で今のところ欠点は見当たらない。

世界ではEVの拡大ペースがハイブリッドを上回っていて、PHVを除く純電動車も増加している。

欧州では充電可能なハイブリッドであるPHVが主流だが、今後純電動車にシフトする計画を立てている。
ここに来て注目を浴びているのが中国メーカーの国内向け格安EVで、150万円や100万円以下もモデルが多い。

中国は以前から軽量級EVがあったがそれは日本で言うマイクロカーで、高速道路を走るような車ではなかった。

最近登場した中国格安EVは外観がマツダ似で300キロ近く走行出来、最高速度130キロなど”自動車”と呼べるものになっている。
価格が50万円以下から100万円で200キロ程度走行でき、軽自動車のような見た目の車も増えている。

中国では車はステータスシンボルで、大きな車で見栄を張るものだったが、中国にも国民車が登場しようとしている。

アメリカではT型フォード、ドイツはVW、日本ではスバル360のような大衆自動車が今後登場するでしょう。

日本車もEVに本腰

上海より2か月早い3月に開かれたタイのモーターショーでは中国メーカーがEVで攻勢をかけていました。

タイは日本車シェアが9割を占める日本車王国だが、超低価格のEVで市場を奪おうとしている。

長城汽車は航続距離1000キロのEVをタイで生産し、9車種のEVをタイ市場に投入するとしている。
EV用バッテリーは従来高品質な日本製でなくてはならなかったが、低価格な中国に生産の移転が起きています。

中国製バッテリーが日本製の1/3とかの値段だったら、日本製が高品質高性能でも中国が主流になるでしょう。

日本の自動車メーカーも中国製バッテリーを採用するようになっていて、この流れはおそらく止まらない。
トヨタは中国でレクサスやCHR、プリウスなどEVを発売していて、優遇税制をてこにさらにEV比率を増やしていく。

トヨタは市販車の過半数を電動車にするとしていて、今後はハイブリッドよりEVに方向転換するでしょう。

ホンダはEVでは遅れていたが、中国でもプロトタイプを発表し今後市販すると見られている。
日産は世界初の量産EVリーフを発売したが、現在は後発車に埋もれてしまい存在感が無い。

リーフは三菱アイミーブと同じく「なんの取り柄もない経済車」で、経済車なのにガソリン車より維持費や価格が高いのが敗因だった。

EVはエコノミーや低価格以外の武器が必要で、テスラなら圧倒的な加速、BMWなら高級感やブランド力などです。
日産もようやくこれを理解したのか、SUVのEV展開を進めようとしている。

「金食い虫のエコノミー車」としてのEVにはまったく将来性が無く、高級だったり高性能だったりのギミックが必要になる
逆に言えば低価格な経済車では今後もガソリン車が有利で、EVは中間層より上の乗り物になるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました