ネットでは誰でも先生になれるが、生徒よりレベルが低い事もある
大塚家具の社長が経営コンサルタント
世の中にはおかしな事が色々あり、その役職や地位にふさわしくないのではと思う人が結構人気だったりします。
大塚家具は親子対立の末に娘が会社を乗っ取ったが、初年度からずっと赤字で2020年末に退職(追放)されました。
その大塚久美子さんは大塚家具に入る前はコンサルタント会社を経営していて、その前は大手銀行に勤務していました。
大塚家具の社長を辞めて元のコンサルタント会社経営に戻り、企業に経営のアドバイスをするそうです。
これには驚くとともにコンサルを依頼する会社があるのだろうか、あるとすれば日本はお仕舞かもしれないと思いました。
久美子さんが社長の間ずっと大赤字だった大塚家具は、退職を発表したとたん来季の黒字予想を発表していました。
別な例では投資に関する本を読んでいて、著者は昔活躍した有名な外資系ディーラーで、教え子が数千人居ると書いていました。
その投資教官は「自分の教えた中で投資で勝っているのは1人もいない」全員が負けていると書いていました。
多くのプロディーラーは自分が負けているのに客に指南したり、客に代わって投資しているが当然負けているのだそうです。
銀行や大手証券会社勤務のプロディーラーの99%は生涯トータルで負けていて、考えてみるとそれは当たり前だそうです。
自力で投資で勝てる人は外資系銀行なんかに勤めていないで、バフェットやソロスのように独立すれば数兆円稼げるのです。
勝てないあるいは勝ち負けぎりぎりの人は独立しても食えないので、銀行や証券会社に勤めているのだそうです。
自分が教わる教師を選んだ方がいい
プロ投資家やプロディーラーという肩書の人が非常に多いが、その実態は99%負けているのです。
一般に投資家は9割が人生トータルで負けるとされるが、プロの勝率が素人より低いのには理由があります。
素人つまり私は「調子悪いな」と思えば投資しなければ良いが、プロは会社から「今日のノルマ」を言い渡されます。
勝とうが負けようが投げなければいけない野球のピッチャーと同じで、負けると分かっててもやらなくてはならないから負けます。
あるいは動画サイトのユーチューブを見ていると「動画の再生数を増やす方法」などを指南してる人たちが居ます。
笑ってしまうのはそれらの動画自体のアクセス数が数十とか数百だったりして、「自分の再生数を増やしたらどうか」と思います。
ネット時代になり一般の人が簡単にブログや動画で発信できるようになり、教える人の知識や経験が生徒より未熟という例が出てきました。
パソコンのトラブルで検索したら同じ症状の人がブログを書いていて、読んだら結局自分と同レベルだったという事がありました。
最近学校の教師が色々問題を起こしていて、教師の質の低下が言われています。
今の教師が数十年前に教わった知識は古く(IT関連など)、現代では通用しない事が多いでしょう。
おまけに日本の教師は新卒採用なので全員が社会経験ゼロ、生まれてから学校の中しか知らない人達です。
学生が学生に教えているようなのが日本の学校で、これでは生徒のためにも良くないでしょう。
数年前eスポーツ(スポーツとしてpcゲームなどをする競技)の学校が創設され、入学した人が実態を報告していました。
学校は創設したものの教える人がおらず、生徒はずっと自習でスマホゲームをやらされていたそうです。
誰でも教える側になれる時代だからこそ、自分が教わる教師のレベルがどの程度なのか知る必要がある。
もし自分よりレベルの低い「教師」に当たったら人生を棒に振りかねない