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成長の後払いをした国が苦しんでいる 中韓や新興国

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カードで買い物してそれ以上稼ぐのがアジアモデルだが、国が大きくなると低成長になり自動的に破産する
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後払いの誘惑
ショッピングをするときにカードで払うカード派と現金で払う現金派がいますが、国際社会では現金派は少ない。
貧しかった国が成長する時は国内では国債で借金し、外国からも外債で借金をするのが普通です。
日本も明治維新後や敗戦後は外国から借金をして、その金を元手にインフラ整備などをしました。

借金して国内で使うとGDPが増えるので、借金をするほどGDPが増える関連性が生まれます。
昭和期の日本はこのサイクルがうまく回っていて、借金をしてもそれ以上にGDPが増えていました。
例えば新幹線を造って借金が2倍になったとしても、GDPが2倍になったら相対的に借金は増えなかった事になります。
中国も2008年まではこの循環が成功していて、借金が増えるペース以上に経済成長していました。
転機になったのは2007年から始まった世界経済危機で、中国はなんとしてでも高度成長を維持するため50兆円の公共投資をしました。
日本もバブル崩壊直後は公共投資を増やして経済成長しようとしたが、成長率は下がり続けてマイナスになった。
残ったのは借金だけで、借金を返すため増税したら景気悪化して税収が減り、なおさら財政悪化するという間抜けな事を繰り返している。
中国は北京五輪後に借金の増加ペースが急増したのに、10%以上だった成長率は5%に下がった。
これだと少なく考えても借金の増加ペースは成長率の2倍、多ければ10倍にも達している筈で維持するのは困難です。
借金で成長すると後で苦しむ
最大限中国が好きな人ですら「借金の増加が成長率を上回っている」のは否定できないでしょう。
韓国は1997年に外国からの少額の借金が返済できなくなり、IMFに国ごと差し押さえられる醜態をさらしました。
韓国は現在もそうだが外国からの借金を国内に投資し、経済成長して返済する国家モデルです。
このモデルは成長率が高いほど借金も増えるので破産リスクも高まり、現在の韓国も見た目ほど健全ではない。
日本を模倣したアジアの新興国は皆日本のように借金を自国に投資し成長したが、問題はその日本モデルにあった。
日本は「借金して成長」していたが借金の増加ペースより成長率が低くなったら、長期低迷に陥った。
日本の場合外国から借金したのは短期間で、借金のほとんどは国内から調達しむしろ外国にお金を貸している。
これが30年不況でも日本が倒産しない理由だが、日本を真似した国々はこうはいかない。
韓国、中国は表向き外国からの借金より外国に貸しているお金が多いが、どこにあるか分からず実際は純債務国の疑いがある。
東南アジア諸国の多くは純債務国なので、成長率が借金増加より低くなったら返済不能で韓国のようになる。
アジア諸国の弱みはこのように借金に依存した経済成長で、アメリカは自律的に成長している。
欧州も欧州域内で経済を回しているが、アジアは今でも欧米に依存した経済です
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