封建時代の欧州で領民は牛馬と同じで、その反動から民主主義が生まれた。
だから欧州人は自分の権利を過剰なまでに主張する
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欧米人がコロナでも外出する理由
欧米人は利己主義、日本人は集団に合わせる行動をすると言われているが、これが民主主義の最も根本的な部分でもある。
コロナが大流行し始めた時、欧米は外出禁止など厳しい規制をしたが人々は従わずカフェでコーヒーを飲んでいました。
日本では国民に自粛を呼び掛けて感染は(その時は)収まり、「やっぱり欧米人は身勝手でばかだな」と日本人は思っていました。
中国では武漢などで、感染が発覚したら団地ごと封鎖し、壁をつくって兵士が見張っていました。
欧米は罰則はあるがせいぜい罰金なので、守らず外出して感染を拡大させる人が大勢いました。
その筆頭がトランプ大統領で、常にマスクをせず自分やホワイトハウススタッフが感染し、そのせいで大統領選に負けて退場しました。
もしトランプがマスクをしスタッフが規制を守っていたら、大統領選は僅差だったのでトランプがバイデンに勝っていたでしょう。
なぜ多くのアメリカ人はマスクを拒否し外出禁止でも外出し、パーティを開いていたのかが今日のテーマです。
日本の有識者に言わせると欧米人は利己主義でわがままだからですが、本質は民主主義の根幹にかかわる事です。
日本では強制でも法律でもない『自粛』という謎の政策が掲げられ、不思議な事に多くの日本人が従っていました。
自粛は自らつつしむ事なので決定権は自分にある筈なのに、政府に強制されて自粛するという奇妙な状況でした。
もっと奇妙だったのが2011年の地震のあと菅総理(ばかの方)が花見自粛を呼び掛けて多くの公園で入場禁止にしました。
民主主義の根幹は「誰にも従わない」こと
地震で犠牲者が出たから花見を自粛しろと言うのだが、地震と花見に何の関係もないうえ、強制されたらそもそも自粛ではない。
欧米人は自分の決定権を絶対他人に渡さないし、「地震だから花見禁止」のような筋の通らない事も認めない。
欧米人が頭良いとかではなく「自分の権利を絶対に渡さない」ことが欧米民主国家の根幹になっている。
それはあたかも日本で「ご飯に箸を立てない」ような絶対ルールで、どんなに有能で人格者でも日本でこれをやったら村八分になります。
欧米人が自分の権利を絶対他人に渡さない、自分で判断することを他人に判断させないのは過去にそれで酷い目に遭ったからです。
過去の欧米つまり欧州は封建時代が長く続き、フランスもドイツもイギリスも王様が領地を支配していました。
中世の欧州では領民は領地の「ふろく」で人権は何もなく、全てを領主が決めていて国民に権利はありませんでした。
日本の封建制では領民は天皇の所有物であり、将軍であっても領民を所有してはいません。
天皇は領民に直接関わらないので日本では領民(農民)は誰かに所有される存在ではありませんでした。
欧州封建国家では王様は領民に何をしても良く、ドラキュラ伯爵等の物語は当時を連想させます。
こうした酷い時代を経て欧州の領民は民主主義を発明し、「自分の権利は1ミリたりとも渡さない」信念を持つに至りました。
これが民主主義や自由主義の根幹の理念で、「自粛だから従いましょう」という寝ぼけた国は本当の民主主義が生まれないのです