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古いタワマンは12年ごとに修繕費240万円が必要になる

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タワマンのエレベーターは性能も維持費もすごい
エレベーター

画像引用:https://yarisugi-fudosan.jp/tower_mansion_merit_demerit/ タワマン(タワーマンション)の定義を解説!低層階と高層階のメリット・デメリットとは? _ やりすぎ不動産

古いタワーマンションは大変な事になる
タワマンつまりタワーマンションの修繕費について以前書いたとき、古くなるほど割高になると言う結論でした。
2年前の記事では最初1万円以内の修繕積立金は、30年後に月5万円以上になると書いています。
その理由はタワマンは設備の寿命が短く高額なうえ、建築基準法などで厳しい検査が義務化されているためです。

タワマンはおよそ12年ごとに大改修が必要で、1回目は1戸120万円程度と少額(?)です。
2回目、3回目とタワマンの修繕費用は高額になり、36年目には1戸あたり240万円以上になると予想されます。
12年ごとに240万円の修繕費用が発生したら毎年20万円の負担になり、老朽マンションでは積立金を払わない割合が増えていきます。

払わない住人が増えるほど、払う人が負担する金額が増える不平等が起き、管理組合は紛糾して修繕不可能になります。

タワマンについているスーパーエレベーターみたいなのは高額な上に寿命が短く、台数が多く整備費用は高額です。
非常用発電機は1台1億円で15年ごとに交換しなくてはならないし、駐車場の費用も驚くほど高いです。
修繕費をケチるとマンション自体の寿命が短くなり、その分早く老朽化してしまいます。
日本のタワーマンションはせいぜい10年か20年しか経っていませんが、こうした現実が知れ渡ったら人気も急降下するでしょう。
タワマンは構造上高層部を軽く作る必要があり、1億円のマンションでも「隣の部屋の話し声が聞こえる」という場合があります。
どうしてもタワマンに住みたいのでなければ、お金があるなら高級な中層マンションの方が良いと思います。
タワマンは新しいうちに金持ち気分を味わうもの
タワマンの維持費や修繕積立金は新築時はとても安いが、時間が経つにつれて高額になり最終的に毎月5万円以上になります。
築40年のタワーマンションに修繕費だけで毎月5万円払って住む人が居るとは考えられないので、高い確率でゴーストマンションになります。
つまり新築でタワマンを買って10年か20年で引っ越すなら良いが、買ったタワマンを子供に継がせることはできません。
昭和期の高級マンションがその辺で「幽霊マンション」などと呼ばれているが、あんな風になるので子供は絶対に住みません。
コロナによって都心の高級マンションが結構売れているという話で、理由は通勤しなくて良いからだそうです。
郊外に住んで都心で働くと通勤途中で感染するリスクが高いが、都心にいて自転車で通えば電車に乗らずに済む。
それにタワマンに住んで都心で働く人はオフィス勤務だろうから、設備の整ったタワマンでテレワークも可能です。
こうした実用的な理由があって損得を計算し、「あえてタワマンに住もう」というのは結構だと思います。
問題なのは「憧れのタワマンを無理して購入」するような人で、動機がふわふわした憧れで、かなり無理をして住宅ローンを組みます。
年月が経つほど維持費が高くなるので、ローン完済前に家計が破綻し差し押さえられる例が多いと言います。
一戸建てなら自分で屋根の修理を出来なくはないが、タワマンの維持費は現金で払うか立ち退くかしかありません。
タワマンカッコいいみたいな憧れで購入すると、20年後とかに痛い目を見るでしょう。
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