就職を諦めたニート達
韓国では今、働く意欲を失ったニートが急増し、隠れ失業者になって社会の活力が停滞している。
韓国は世界最低の出生率を更新しているが、就職しない若者は結婚しないのでさらに出生率は下がる。
韓国も各国と同様男女平等と言っているがそれは建前に過ぎず、女性は結婚したら男性に養って貰いたいと考えている。
男性が結婚するには一戸建てかマンションを買うか、それなりの経済力を示さないと赤っ恥を書く。
恥をかくぐらいなら一生独身のほうがマシだと考えるのが一般的な韓国人気質と言われている。
例えば日本では当たり前の「ひとり飯」は韓国ではソウルでしか見られず、一般的ではない。
外食は仲間と一緒に大勢でするもので、男が一人で食堂で飯を食うのは人生の敗北者と見なされる。
だから韓国の外食店ではカウンターがほとんどなく、地方では入店拒否されるケースすらある。(テーブル席を1人で使うため)
こんな韓国だからアルバイトや非正規の男性が結婚するのは反社会的行為になり、奇異の目で見られる。
ところが今や韓国の20代男性の半数は非正規で、正社員などまともな職に就くのは困難になっている。
上の世代は自分が楽に就職できたので就職できないのは「本人の問題だ」と思っていて、この辺は日本と同じかもしれない。
韓国は大学進学率が8割に達するが、卒業時の就職内定率は5%程度と言われている。
絶望製造工場
というのは韓国には新卒採用という文化がないからで、卒業後に2年ほど兵役に付き、それから就職活動を始める。
兵役を終えた男性は数年間就職塾に通い、英語やビジネス系やプログラミングなど数十もの資格を取得する。
それでも正社員で就職できない若者が半数もいて、ついには就職も結婚も諦めています。
30歳未満のニートの数は昨年、24%増加し、43万6000人、「休んでいる」若者は74万人に達した。
毎日働いていない若者が70万人以上いて、前年より30%増えていて今年も急増している。
大学・大学院を卒業したが、就職歴がない「就職無経験者」が32万人も居る。
日本では15歳から64歳までの引きこもりが100万人以上、40~64歳のひきこもりも61万人存在する(内閣府)
韓国でもひきこもりは増加していて、日本特有の問題と言われていたが実際には欧米でも増加している。
韓国は強烈な競争社会で恥を重んずる古い社会でもあるので、競争に敗れた人間が外で恥をさらすのは耐え難い苦痛となる。
そこで敗者は外に出なくなりやがて家の中で閉じこもるようになる。
熟年離婚や家庭内別居、家族崩壊も起きつつありアジアの伝統的社会はここでも崩壊しつつある