漢民族ってのは実在しないので、いろいろな情報操作が必要になる
キムチからサムゲタンへ
韓国はキムチを自国起源だと主張しているが、最近中国がキムチの起源は中国だと言うようになった。
きっかけは韓国がキムチを世界文化遺産に申請した事で、結局キムチではなく「韓国の漬け込み文化」が認められた。
これを先走った韓国マスコミは「キムチはユネスコによって韓国起源と認められた」と大騒ぎしたため、ユネスコが公式に否定したうえ正式承認が1年遅れた。
その頃から中国ではキムチの起源は数千年前かから存在する四川料理の漬物、という指摘が出るようになった。
四川料理は中国でも特に辛いので有名で、白菜などの野菜を大量の唐辛子をまぶして漬け込む料理があった。
始まりは四川が少なくとも2千年以上前なのに対して、キムチなどは400年程度と大差がある。
明や清国などの軍隊が定期的に半島に駐留したので、そうした時に四川料理が伝わった可能性が高い。
だが韓国人は中国人の主張を「文化盗用だ」と言い例によって訂正と謝罪を要求したので話がこじれている。
最近キムチに加えてサムゲタンも論争の俎上に乗り、中韓どちらの起源かが争われている。
最近朝鮮日報は「中国がキムチを愛国主義の素材に利用している」と中国を非難する記事を掲載していた。
中国最大ポータルのバイドゥ百科事典で「参鶏湯(サムゲタン)は中国の料理」と書いたのを歴史歪曲だと非難している。
何やら日本に慰安婦・徴用工で謝罪要求しても謝罪してくれないので、他に因縁をつけている気もする。
中華民族と韓民族は似た者同士
中国政府は歴史文化発掘事業を2000年頃から始めていて、東北工程は2002年に始まった古代史研究事業を差している。
一種の愛国心高揚政策の一つとして中国の伝統を鼓舞するため、伝統料理の起源を定義づけした。
中華人民共和国(共産中国)は漢民族優越主義を取っているが、漢民族は造語であって「大和民族」以上に存在しない。
大和民族とは朝鮮や満州、台湾を併合した大日本帝国が考え出した概念で、漢民族は旧中華民国が考え出した概念です。
存在しない漢民族を存在したことにするため、中国の四大発明は漢民族がした事にし、秦の始皇帝は漢民族だった事にした。
実際には彼らは様々な言語や人種や文化を持つ異なる人々だったが、それでは中華帝国が成立しない。
文化や文字や宗教や料理などあらゆるものを漢民族の歴史として体系化し、早い話歴史をでっちあげた。
この辺は「韓民族」をでっちあげた南北朝鮮も同じことをし、同じことをしているので利害が対立します。
現在の南北朝鮮を構成する人々は中国大陸の東側に住んでいたが、戦乱で追われて難民として半島に移住してきたと見られている。
偉大なる韓民族の始まりが敗戦と難民では不都合なので、どうしても歴史を改ざんする必要が生じます。
中国と韓国は似た者同士で漢民族や韓民族を創作し、偉大さを強調するために民族の歴史を編み出した。
だがそれらの大半はこじ付けの類で、真実とは認めがたい