韓国が日本を標的の長距離ミサイル開発
韓国の文在寅大統領はワシントンを訪問し、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談した。
予想外のことが2つあり、1つは韓国側が求めていたと思われる日本に関する言及がなかった。
韓国は「韓日」あるいは韓米日の連携が重要などとして、日本に外交上の縛りを与えるのを希望していた。
韓国マスコミは「アメリカが日本に鉄槌を加える」などとアメリカの介入を望んでいたがそういう事にはならなかった。
日本に関する記述は中国への対処で、日米豪印のクアッド活用が重要という一言だけだった。
共同記者会見では触れられなかったが、文在寅は単独記者会見で「ミサイル制限の撤廃でアメリカと合意した」と述べた。
韓国は独自の弾道ミサイル開発を続けていて、当初アメリカからナイキミサイルの技術を導入し短距離ミサイル玄武を38度線に配備した。
アメリカが射程延長を拒否したためロシアから旧ソ連のミサイル技術を輸入し、射程300kmの玄武-2型を開発した。
最新の玄武-2Cは射程800キロが可能とされるが、弾道ミサイルの射程には技術的な意味が乏しい。
北朝鮮のノドンやテポドンは最初旧ソ連から導入した短距離ミサイルだったが、現在は大型化し1万キロ以上到達すると言われている。
ロケットを何本か束ねたり多段化すれば射程距離は何倍にもなり、もし1段で400キロとすると多段化すれば3000キロは届くでしょう。
アメリカは韓国の射程延長を追認するように、ミサイル射程制限を800キロとしていたがそれを撤廃した。
日本も弾道ミサイル配備へ
もっとも撤廃したと言っているのは文在寅だけなので、実際にはアメリカは合意や承認をしていない可能性もある。
韓国は表向き北朝鮮の弾道ミサイルへの対処としているが、本当の目的は中国と日本への対処です。
韓国は日本が持っている装備を何でも欲しがり、最近は原子力空母と原子力潜水艦の保有を希望している。
韓国の歴代政権は公然と「軍事力で日本倒す」と言っていて、朴槿恵大統領は「韓中軍事同盟で米日同盟を倒す」とまで言っていました。
現在韓国が保有している弾道ミサイルの射程は800キロ程度で、九州全域に届く計算です。
これが射程2000キロや3000キロになったら東京や日本全域まで届くようになる。
韓国はアメリカとの射程制限を破り続けていて、無効化しないためにアメリカは距離の延長で譲歩を繰り返してきた。
今回アメリカが制限撤廃に合意していなくても、韓国は守る気がないので事実上無効化されるでしょう。
日本も尖閣諸島防衛のために弾道ミサイルの開発を行っていて、それほど遠くない将来に実用化されるでしょう。
日本が開発するのは射程1000キロ程度で九州から尖閣諸島まで届く程度の小型ミサイルです。
だが先ほど触れたようにミサイルは無限に大型化できるので、エンジンの大型化や多段化で数千キロにはできます。
韓国が大型ミサイルを配備すれば外交上の武器に使うのは必至で、中国のように恫喝外交をしてくるでしょう。