拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (1 投票, 平均: 4.00 / 4)
読み込み中...
スポンサーリンク

生活保護を廃止するとホームレス対策に数倍かかる

スポンサーリンク

NYのホームレス用シェルター
ホームレスが減らないので生活保護よりずっと金がかかる
生活保護にすればホームレスは居なくなるので結果として税金の節約になる
HomelessShelter-1nhfdl9
引用:https://sites.psu.edu/allielong/files/2016/08/HomelessShelter-1nhfdl9.jpg

 生活保護を廃止するとどうなるか

「メンタリスト」DaiGoという変な名前の肩書と名前の人が、生活保護を廃止すべきだという発言を自分の動画でして炎上している。

動画は視聴者からの質問に答えて、生活保護にお金を使わず猫に使うべきだと回答した。

続けてホームレスは臭いので居ない方が良いとも発言し、差別的だと批判されている。


この人の人格は置いといて、大半の日本人が生活保護について同じような誤認をしている。

まずホームレスは居ない方が良いから生活保護を廃止するというのは、生活保護を廃止するとホームレスが激増する。

ホームレスを廃止するには手厚い福祉制度を作るか、生活保護を拡大する必要がある。
生活保護制度のために多額の税金が使われているというのだが、実際には生活保護は「税金を節約」している。

どういう事かというと生活保護のような制度は全世界で日本にしかないが、世界各国は日本よりホームレスが多くホームレス予算も多い。

日本の生活保護費は3.8兆円で生活保護受給世帯数は約164万世帯だが、福祉団体によるとこれは「先進国最低」だそうです。
日本の貧困対策予算は欧米と比べて少ないと抗議しているのだが、どうして少ないのでしょうか?

生活保護のようなホームレス対策費はアメリカはGDPの3.7%、イギリスは4%でドイツとフランスは2%程度です。(「日本の生活保護費は先進国最低」、全国保険医団体連合会(保団連))

日本はたったの0.8%なので”タダ”と言えるほど少なく、生活保護予算が「少なすぎる」のだそうです

欧米流は途方もない金がかかる

どうしてこうなるかというと欧米は自己責任社会なので、「生活できないのは本人のせい」だから生活費一切を支給する制度はない。

その替わりホームレスシェルターをつくりフードクーポンを作るなど、支援施設や支援制度を作っている。

アメリカではNYやカリフォルニアなど各州に支援施設があり、それぞれ数万人が利用している。
ダイゴのような人は日本もそうすべきだというのだが、そういう制度や施設は偉く金がかかる。

アメリカには40万人のホームレスが居て、カリフォルニアで11万人、ニューヨークで8万人のホームレスが居る。(コロナ以前の統計)

それぞれの州では膨大な予算を投じてシェルターを建設し、フードクーポンを配っているがホームレスは減らない。
この制度の問題点はシェルターに入ってクーポンや配給で食事を得ても、ホームレスのままだという点です

シェルターは難民キャンプのようなもので、日本でいう災害の避難所に近く、絶対に家などではない

2017年のニュースですがニューヨーク・マンハッタンのホームレス7500人に対して、毎日6400万円のホテル代がが掛かったそうです。
シェルターを作るのに金がかかり食事の世話をする人の人件費や設備費など、膨大な金がかかります。

マンハッタンのホームレスは7万7000人存在し、シェルターに収容しきれない人は民間ホテルに泊まり市がホテル代を払っている。

なぜシェルターでこんなにお金がかかるのかは、日本で実施することを考えると想像できる。
役所が建設するシェルターは1棟100億円で天下りした署長は年収1000万円以上、特殊法人が経営し赤字を垂れ流すでしょう。

アメリカでももちろんこうなっており、お金を際限なく浪費するのにホームレスはホームレスのままです。

もし日本で生活保護を廃止しシェルターやフードクーポンに変えたら、路上生活者は100倍に増加し、結果として今の10倍のホームレス対策費がかかります。
したがって生活費丸ごと支給する生活保護制度は、少なくとも日本では一番安上がりです。

それに生活保護で支給した金は全額消費されるので、全額が日本のGDPになり「住宅減税」よりは日本経済に貢献している

タイトルとURLをコピーしました