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EV販売は前年比160%増、半導体供給不足も無関係

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半導体不足のガソリン車を尻目にEVは急増している
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EVがガソリン車を圧倒する勢い

2020年から21年にかけて半導体供給不足から世界の自動車メーカーは生産縮小した。

そんな中でEV販売は伸び続け、21年前半は前年比160%増の260万台売れた。

このペースだと後半1台も販売数が増えなくても520万台になり、おそらく700万台に達するでしょう。


年間700万台はほとんどの自動車メーカーの販売数を上回り、日産やホンダをもしのいでいる。

来年もかなりの販売増だろうから、2022年の世界EV販売は誰も予想しなかった1000万台にたっする可能性がある。

トヨタは21年上半期に世界販売が過去最高の546万台に達したが、この数字すらEVの前ではみすぼらしく感じる。
恐らくトヨタは後半も好調で21年通年では過去最高の1100万台を達成し世界一になるでしょう。

だが世界は既にその後を目指して動いていて、EVで覇権を握った物が自動車産業の王になると見られている。

EVの販売台数は増えたと言っても来年やっと1割、シェアが過半数になるのは早くて2030年代でしょう。
だがそれまでもガソリン車の販売数は毎年減り続け、EVの販売数は毎年増え続けます。

するとガソリン車世界一でも販売数は毎年減り、EVで支配権を握ったメーカーがその分販売数を増やす。

今のところEV世界一は米テスラで38万6050台(前年同期17万9050台)、前年の2,2倍も売れている。

EVの主戦場は軽とコンパクト車になる

だが市場シェアで見ると全世界260万台に対してテスラは38万6050台なので、14.8%に過ぎなかった。

かといってテスラを上回るEVメーカーもなく、EV市場は「弱者横並び」の様相を呈している。

テスラが登場してヒットしたころは、中国のガラクタを除けば世界市場でテスラのEVシェアは100%近かった。
この状況はアップルのiPhoneに似ていて、最初iPhoneはスマホシェア100%だったが、今は14%になっている。

EVの売れ方は地域で違っていてテスラ地元のアメリカは乗用車のEV比率は3%にとどまっている、

ノルウェーは60%で中国は21年に6%から12%と倍増が予想されている。
中国工場の生産でテスラは売れているが、それ以上に地元中国メーカーの格安EVが目立っている。

中国では50万円から100万円台で軽自動車からリッターカー程度のEVが売れていて、日本メーカーも関心を示している。

日本メーカーは中国製小型EVをベースに日本向けに販売したり、中国メーカーとの提携を計画しているようです。
日本では日産リーフや三菱アイミーブが発売されたが、価格が高く航続距離が短いのがネックでした。

EVは燃費が良いエコノミーが売りなのに、価格が高いので全然エコノミーじゃないというギャグのような車でした。

燃料費が安いとしても軽ガソリン車は120万から150万円で買えるので、軽EVも150万円以内じゃないと話にならない。
コンパクトカーも同様で、ガソリン車は150万円から200万円以内なのだからEVコンパクトも200万円以内が絶対条件になる。

対してテスラやBMWやベンツは500万円から1000万円以上の高級車なので、値段は1000万円以上でも良い事になる。

コンパクトなEVは難易度が高いので、もしこれを実用化し大ヒットを飛ばせれば、そのメーカーがEVの主導権を握るでしょう

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