電気は1か所で大規模に発電するほど安くなる
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電力自由化が電力値上がりを招いた

2016年4月に電力自由化が実施され、当初は電気が大幅に安くなると喧伝されました。

事前に予想された事ではあったが電気料金は値下がりせず、平均10%値上がりしました。

なぜ事前に分かっていたかというと電気は大量生産、大規模生産の極致で大規模発電するほどコストが下がります。

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柏崎原発は1基100万キロワット発電できるが、それを太陽パネルで発電したらコストは10倍増にもなってしまう。

事故処理を想定しない最新大規模原発の発電コストはおそらく5円以下、太陽光発電買取価格は最初40円以上でした。

新電力もコスト増で今まで一か所で発電していたのを10か所に分散したら、発電コストが上がるだけです。


良い点もあり大電力の経営が”殿様商売””親方日の丸”だったのは事実で、経営の効率化が図れる。

果たして大電力の大規模発電と新電力の経営効率化のどちらが上回るか、5年たってみたら電気料金10%増という結果でした。

これは日本だけでなく先に電力自由化したドイツやアメリカでも、自由化前より大幅に電気料金が値上がりしました。


特にアメリカは価格設定が市場原理にまかされたので、消費者に選択権がなく「1か月180万円」請求された人も居ました。

これは大寒波で発電所が止まり、市場原理に基づいた「割安な契約」をした人が、電力不足で価格高騰したためでした。

そこまで極端でなくても、需給バランスが変わったため電気料金が割高になった例はある。


電気のようなものを「市場原理にまかせる」のはばかげているし、国を破綻させる制度でしかない。



再生可能エネルギーなんか遅れたままで良い

家庭用電気料金の世界ランキングは1位がデンマークで1kw37円、ドイツは36円で日本は24円となっている。

日本の例を見ると誤差はあるものの実態に近いので、多くのドイツ人は本当に36円払っている。

ドイツの電気料金も昔は水力と石炭、原発で安かったが、太陽光と風力が増えるにしたがって値上がりした。


これも日本と同じ理由で100万キロワット原発1基にくらべて100万枚のソーラーパネルを並べるのは非常にコスト効率が悪いからです。

ドイツは2050年にカーボンゼロにするそうですが、実現するにはもっと電力を値上げする必要がある。

アメリカでは砂漠に大都市ほどの巨大なメガソーラーを建設し、コストがかなり安いと言われている。


アメリカは平均の電気料金はまだkw20円以下だが、やはり電力自由化や再生エネルギーで値上がり傾向にある。

1990年代の日本は世界一電気料金が高かったが、他の国が値上げしたので先進国で真ん中くらいになった。

日本の電気料金が他国に比べて下がったのは「電力自由化せず、再生エネルギーが遅れているから」です。


電力自由化しても大手電力会社のシェアは80%、しかも新電力には大手電力の子会社や「息のかかった会社」がかなり含まれている。

この辺は格安通信会社のほとんどが大手キャリアの関連会社という図式に似ている。

再生エネルギー比率は日本ではやっと10%という所で、他の先進国より大きく遅れている


この『遅れている』ことが電力値上がりを防ぎ、資源全てを輸入しているのに電気料金の世界ランキングでは下がった

なら遅れたままで良いのではないかというのがわたしの考えで、太陽パネルを敷き詰めて電気料金2倍になるのは反対です。