輸出や現地生産で稼いだ金は海外で投資するので、日本人に渡っていません。
日本国内で日本人が生み出したGDPだけが日本人に渡ります
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日本をむしばむ3つの幻想

日本は30年連続でデフレ不況、その間日本以外では北朝鮮やシリアを除いて好景気だった。

全世界の全ての国が好景気に沸いていても日本だけ不況、今年も不況で来年も不況でしょう。

その仕組みは非常に簡単で、日本政府が不況にするべく経済政策をし、日本国民がそれを支持したからでした。

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不況創設の第一歩は消費税創設で、3%、5%、8%、10%と増税し毎回必ず数年間不況にした。

にも拘わらず多くの日本人は増税を支持したり、仕方がないと受け入れてきました。

消費税を創設しなければ日本のGDPは今の2倍になっていたので、消費税収がなくても税収は100兆円を超えていた筈です。


2番目の間違いは輸出偏重で、もう日本の輸出のGDP比は15%程度なのに、輸出競争の為に他を犠牲にしている。

財務省など政府のHPには「輸出はGDPをプラスに押し上げ、輸入は押し下げる」と書かれているが、もうこれは「万有引力は存在しない」と言っているのに等しい。

財務省によると輸出はGDP比17%で輸入は15%だから、日本は差額で2%稼いでいる事になる。


この考え方だと輸入を減らせば減らすほど、輸出を増やせば増やすほどGDPが増えるように見えます。

ところが日本のGDPの85%くらいは日本国内で発生していて、それには輸入が必要です。

バブル経済というのがあって外国製品が売れまくり、男たちはルイ・ヴィトンやシャネルのバッグを女性にプレゼントしていました。



貿易なんか赤字の方が良い

50万円のバッグが売れると財務省先生の計算では日本のGDPが20万円(輸入原価)ほど減るが、バッグを貰った女性はそのバッグを持って遊び回る。

20万円で輸入して50万円で売れば30万円は日本国内のGDPになり、高級バッグを貰った後も色々な消費をします。

ディズニーランドに行ったりホテルに泊まったり六本木で遊んだりするすべてが日本のGDPになります。


日本の景気が良くなるほど輸入が増えるので貿易赤字になる筈で、貿易赤字はむしろ良い事です。

日本政府は輸出を促進するために労働賃金を低く抑え込み、ブラック労働を強いています。

日本の労働者が低賃金で働いて輸出を増やしても、所得減少したせいで消費できず国内のGDPは縮小しました。


日米貿易摩擦で日本車の輸入制限されると、メーカーは海外に工場を建てて現地生産しました。

現地生産でも計算上日本のGDPになるが、実際は「海外で稼いだ金は海外で再投資」するので日本に関係ありません。

なぜならアメリカで300万円の自動車を売って日本に送金したら、その分円高になって日本が困るからです。


アメリカで自動車を売って稼いだ金を中国に投資し、中国で稼いだ金は中国や新興国に投資しています。

従ってトヨタやホンダや日産が海外でいくら稼ごうとも、日本人や日本政府には1円も渡りません。



訪日幻想は妄想

輸出幻想のつぎは「訪日幻想」で、安倍首相は「訪日外国人が増えれば日本は儲かる」と言っていました。

実際には訪日外国人4000万人を達成しても日本の成長率は1%で何ら変わりませんでした。

訪日外国人がGDPに貢献していない証明ですが、いくら説明しても理解しないようです。


外国人が日本観光して金を使うのは、フィリピンの貧困者が香港に出稼ぎしているのと同じ状態です。

やればやるほど国が貧しくなるので、外国人相手ではなく日本人観光客を増やすべきです。

京都市は訪日ブームで「日本人お断り」みたいな事をし、外国人観光客で儲けていました。


その京都市は最近財政破綻危機宣言をし「訪日観光客は財政に貢献しなかった」と言っていました。

そろそろ訪日客が増えて儲かるという幻想を捨てた方が良いです。

なんで自国の人間を切り捨てて外国人をお客様扱いし、それで国が栄えると思えるのかが謎です


もう一つの幻想は財政幻想で、財政を切り詰めて消費税のように増税しても「財政を悪化させただけ」なのに、それを認めたくない人がいる。

消費増税や緊縮財政の失敗を認めたら、財務省の落ち度になり自分の出世や退官後の天下りに響くからです

財務省はミッドウェー海戦で負けても「わが軍は大勝利」と言っていた旧日本軍より悪質です。