アメリカ級強襲揚陸艦(4万5000トン)は戦闘機などの運用能力が高い
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画像引用:https://thekristoffersuniverseinwar.fandom.com/wiki/America_class_amphibious_assault_ship



F35B離着艦はデモンストレーション

2021年10月3日、海上自衛隊の護衛艦「いずも」に、在日米軍岩国基地所属のF35Bが着艦し、再び離陸した。

同型艦「かが」も離発着可能に改修が予定されていて、これを「日本が空母保有」と日米韓のメディアが大きく報道した。

日本では左派系メディアが軍備強化に懸念を示し、保守系の人々はついに空母を保有したと評価した。

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韓国は「我が国も空母、そして原潜、核兵器を保有するべきだ」と反発している。

中国は既に配備されている中国海軍の空母遼寧、山東と比較する意見が多く伝わっている。

その前に、いずもは空母ではなく護衛艦で、今後も空母になる事はないでしょう。


35Bは学校のグラウンドにも離発着できるので、海上ヘリポートでも同じ事が出来る。

空母は航空機を艦内に搭載しなくてはならないが、格納庫は高さ7.2メートル、長さ125m、幅21mとなっています。

F35Bを縦に並べると最大7機、実用的には5機程度収容になる(ヘリも搭載くなくてはならない)


前部の第1エレベータは長さ20メートル×幅13メートル、後部の第2エレベータは長さ15メートル×幅14メートルであり耐荷重は30トン

F35Bは全長15.6m、全幅10.7m、全高4.36m、最大離陸重量31,751kgなのでミサイルなどを甲板上で装着すれば問題なく搭載できる。

だが空母利用には艦内で機体整備する設備や無数のパーツ、燃料や各種ミサイル、整備士や操縦士らのスペースも必要になる。



いずもの実態は移動駐車場

同時に複数の戦闘機やヘリを運用するには、本格的な航空管制機能も必要になります。

これら一切合切を後付けするにはいずもは小さすぎ、高い費用と長い改修期間が必要になります。

そんな金と時間をかけるよりも、最初から空母専用艦をゼロから建造した方が、早いし安いです。


むろん航空自衛隊や防衛省はいずもが本格空母になると思っていないし、そうする意思も持っていません。

いすもを建造する前、防衛省は多数のヘリを運用する為として、昔の日本海軍赤城のような多段甲板のイラストを公開していた。

当時社会党や野党の力が強く空母絶対拒否だったので、空母ではないような形に偽装しました。


最終的には「ヘリの同時運用には空母型がベスト」として建造を始めたが、本当はより大型の空母を建造したかった。

いずもにF35Bを搭載する意味は「やっぱりいずも改造ではダメで、本格空母が必要だった」というアリバイを作るためでしょう。

いずもの役割はせいぜい海上の駐車場というところで、燃料補給や故障で立ち寄る避難所のように活用できる。


というのはいずも方式では1回の離発着に時間がかかり過ぎて、真珠湾攻撃のような作戦行動が不可能だからです。

米空母はカタパルトで強制発艦し、着艦もケーブルで止めるので数秒しかかからない。

対するいずもは1機が離陸や着艦するのに1分以上かかるので、とても戦うなどできません。


米空母は1機の発艦が数秒で、60機以上が離陸するのに数分しかかかりません。

いずもは「1機離陸するのに数分」かかるので、空母としての作戦行動は無理なのです。

中国の遼寧や山東も大概で、これらは燃料満タンミサイル装備状態では離陸できない。


遼寧を最初に建造したロシア海軍もこれに頭を悩ませていて、一度シリア攻撃に空母を利用したら、かなりの墜落が発生した。

つまりロシア、中国型空母は実戦に使用できないので「いずも」以下、敵より勝っているという点でいずもに意味はある。

中国も次世代空母では燃料ミサイル満タンで離陸できるようにするだろうし、自衛隊も次は本格空母を建造するでしょう。


アメリカは正規空母の他に強襲揚陸艦を保有しているが、F35Bのような機体を運用している。

こちらは排水量でいずもの2倍ありF35Bだけなら30機搭載可能で、実際の運用能力が高い。

おそらく海上自衛隊が狙っているのは「アメリカ型(45,570 t)」のような強襲揚陸艦でしょう