自然エネルギー”だけ”だと定期的な電力不足は避けられない
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世界で電力危機

2021年は中国やアメリカや欧州など世界各国で電力危機が発生し、工場が止まったり停電していました。

不思議な事に電力危機になったのは自然エネルギーを推進していた国が多かった。

以前、「自然エネルギーに頼っていたら雨で無風の日は電気がなくなる」と書いたが、そうなったのでしょうか?

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日本に近い中国は夏ごろから電力が不足しはじめ、iPhoneやテスラやトヨタの工場が止まっていました。

中国の電力不足の原因は一つは習近平の命令で、2060年までにco2を実質ゼロにすることになった。

中国の制度では最高指導者の命令に背けば死刑なので、中央政府は全土の地方政府に石炭発電を止めるよう指示を出した。


地方政府の役人の首も飛びかねないので、co2削減最優先で石炭発電所を次々に停止した。

米中対立で米側に加担した豪州産石炭を輸入禁止にした事も響いた。

コロナからの回復で経済活動が活発になり、電力需要の急増に対応できなかった。


欧州では電力価格が11%値上がりし、北欧では5倍に値上がりした地域もあったという。

欧州も中国と同じで経済回復による電力需要増加に対応できず、電力不足に陥っている。

欧州と言えば自然エネルギーに熱心で、ことあるごとに「欧州を見習え」と言われてうんざりする国でもある。



日本は脱原発にも脱炭素にも耳を貸さず危機なし

欧州各国は火力発電や原発を減らして自然エネルギーを増やしているが、自然エネルギーは自然条件依存の発電です。

今年の欧州は天候が不安定で、太陽光発電の発電量が少なかったと言われている。

頼みの原発は停止しすぐには再稼働できないし、火力発電所はぶちこわしたりしている。


欧州は石炭などよりco2が少ない天然ガス発電を増やそうとしているが、このため天然ガス価格が値上がりしている。

日本は10年以上など長期契約で天然ガスや石油を購入しているが、急に石油が欲しいとなると高額を吹っ掛けられます。

天然ガス価格が高騰したので連動してガソリン価格も上昇し、日本でもガソリンが値上がりした。


インドでも電力危機が発生していて、原因は電力危機に陥った中国が石炭を緊急輸入したせいでした。

石炭価格が高騰して輸入できなくなり、インドで停電が起きています。

こんな風に現代のシステムは一つの国の危機が、すぐに地球の反対側でも危機を引き推している。


日本は反原発にも脱炭素にも耳を貸さず、自民党がさぼってくれたおかげで、今のところ電力危機になっていない。

でも国民は「脱原発も脱火力もせず感謝します」とは言わないでしょう