中国の輸出額はGDPの17%に過ぎないので、輸出で飯を食う事はできない
EVや半導体で「世界覇権」を握って輸出しても、無駄な投資になります。
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中国の正体

経常黒字世界1位は中国で2730憶ドル(約30兆円)、貿易黒字1位も中国で5330憶ドル(約58兆円)となっている。

日本は経常黒字3位で1600憶ドル(18兆円)、貿易黒字は34位まで落ちて580憶ドル(6.5兆円)でした。

アメリカは経常赤字世界1位で6100憶ドル(約68兆円)、貿易赤字も世界1位で9760億ドル(107兆円)でした。

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差し引きすると不思議な事が分かり、貿易以外の国際収支は中国は2600億ドル(29兆円)の赤字でした。

同じく日本の貿易以外の国際収支は1020億ドル(約11兆円)の黒字でした。

同じくアメリカの貿易以外の国際収支は3660億ドル(約40兆円)の黒字でした。


この貿易以外の国際収支とはトヨタやホンダのアメリカ工場からの収益や、アンドロイドやウィンドウズなどの使用権利などが含まれます。

こうしたソフトウェアや知的所有権のような収入は、IT時代になって益々増えています。

仮にトヨタのアメリカ工場が100%アメリカ産の材料で作ったとしても、本社がある日本に売り上げの一部が還元される。


実際には海外の自動車工場が稼いだ金は海外で再投資されるので、日本に流れてくることは無い。

もし経常黒字の20兆円近くが毎年円に換金されたら、毎年円高が進行している筈です。

韓国は貿易黒字450憶ドルに対し経常黒字750億ドルなので貿易外の国際収支でも300億ドル(約3兆円)の黒字です。



中国は既に輸出大国ではない

中国はこれらと違い、約60兆円の貿易黒字に対して経常黒字は半額の30兆円、それだけ日本やアメリカの技術や知識に金を払っている。

中国の輸出モデルとは、先進国から技術や知識を買って国内工場で生産し、約2倍の金額で輸出している。

他の輸出国家であるドイツや韓国や日本は貿易も貿易外収支も黒字なのに対し、中国だけが外国の知識や技術に依存している。


その典型が中国の自動車産業で、今も日米欧の自動車メーカーの技術に依存し多額の金を払っている。

外国メーカーを追い払って自前でやれば中国はもっと儲かるが、中国企業がいかに信用できないかは中国人が最も良く知っている。

貿易依存度ランキングでは中国は176位の30%、日本は185位の27%、アメリカは202位の19%、ドイツは52位で70%でした。


貿易立国はGDPの小さな小国がやるもので、国が大きくなれば国内経済重視に転換します。

中国の貿易依存度は30%で輸出はその半分少々の20%未満、今後も貿易依存度は減り続けるでしょう。

国が大きくなった中国はもう「輸出で食べていく」などできないし、国内でGDPを生み出すしかない。


アメリカは国内の消費経済でGDPを生み出しているが、中国は共産主義なのでアメリカのような『自由主義』には絶対にできない。

代わりにやっているのは不動産吊り上げで、政府がマンションを買って不動産価格を維持している。

それが破綻したのが恒大で、不動産吊り上げ経済も限界に達しています