太って禿げる前の毛沢東
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「始まりの終わり」

終わりの始まりという言い方があり、崩壊の過程にある状態として使われる。

中国はいま「始まりの終わり」にあるか、「終わりの始まり」にあると見られている。

終わりの始まりの方は、今後中国は衰退し崩壊するであろうという崩壊論です。

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「始まりの終わり」はもう少し好意的で、中国の成長期や青年時代が終わるという意味です。

中国の高度成長は今考えると毛沢東の核武装から始まり、核兵器を手に入れた中国との戦争を恐れたアメリカは承認した。

ついで中国はベトナム戦争でベトナムに加勢し、アメリカは惨めに惨敗しベトナムから撤退した。


アメリカがベトナムに負けた理由は中ソが支援物資を送り込み、両国は核保有国だったためアメリカは攻撃できなかったからです。

アメリカは中国がベトナムから手を引くよう要請し、見返りに経済支援と自由貿易や投資を約束した。

これが1972年のニクソン訪中で、前年の1971年に中国は国連常任理事国として国連加盟を果たした。


国連加盟前の共産中国はテロ組織扱いだったが、ある日国連総会で台湾と共産中国を入れ替える決議が可決し常任理事国になった。

現代に例えるとイスラム国やタリバンがある日国連総会で承認され、常任理事国になったような衝撃でした。

これを後押ししたのは共産陣営の常任理事国を増やしたかったソ連で、中国は労せずして国際社会の特権を手にした。



中国の中年期

この後アメリカはソ連を倒すため東側陣営の中国を離反させようとし、中国に無限大の資金援助をした。

その頃日本がアメリカのライバルとして台頭し、日本を倒すために中国を強大化しアジア人同士で戦わせる意図もあった。

改革開放や外資の投資、輸出や国内開発など次々に大当たりし、その後中国は世界2位の経済規模になった。


一見奇跡のように思えるが、規模が大きいのを除けばこの程度の高度成長はよく起きています。

日本を始めとして東アジアや東南アジアはすべて「奇跡の成長」を経ていて、中国もそうでした。

ただ中国の人口は14億人なので、それが東南アジアの小国の100倍の規模で起きました。


国力を持った中国はアメリカや日本に挑み、10年以内に超大国になり世界を支配すると宣言した事もあった。

成長率10%以上が数年続けばgdpは2倍になるので、2010年にはもう10年でアメリカを抜くように見えた。

これが中国の台頭期で、欧米諸国は中国に恐れおののき、皇帝に対するように習近平に忠誠を表明したりした。


ところが2019年に中国の成長率は5.9%、20年と21年の平均は5%、国際金融機関の予測では来年以降4%台の成長率になる。

同時に人口減少が始まるので成長率はもう1%引きで3%台になり、もっと下がる可能性もある。

アメリカの1990年代からリーマンショック前の成長率は4%台なので、それより低い。



中国には同盟国がない

平常時のアメリカの成長率は3%前後で、世界の平均成長率も3%台です。

これだと中国の今後の成長率は世界平均より低く、アメリカを下回る時もあるでしょう。

中国も青年期から中年期に入り、スポーツ万能の若者から腹の出たおっさんになっていきます。


欧米や国際社会はこうした変化を敏感に感じ取り、西側諸国は相次いで中国への非難を表明するようになった。

これは10年前は考えられなかった事で、例えばイギリスのキャメロン首相はダライラマに遭った直後北京に謝罪に出かけた。

引退するドイツのメルケルも、vw排ガス騒動の時北京を訪問し、vw車を買ってくれるよう懇願していました。


あのオバマ大統領は中国崇拝が酷く、公然と「中国はアメリカに変わる超大国になる」と服従姿勢を見せていました。

今や欧米諸国は中国の繁栄の終わりを見越して、「我々は中国と戦ってきた」ような事を言っている。

これは戦前日本軍に協力しながら、終戦直前に「ずっと日独と戦ってきた」ような演技をした連中と似ています。


中国には同盟国が一国もないが、これは中国人自身が他人を信用しないためです。

中国と親密な諸国は実は中国となんの関係もなく、金と利害でくっついているだけです。

これは旧ソ連と東側諸国よりもろい関係なので、経済破綻したら一瞬で離反していくでしょう。