中国の公務員は小さな権限でもリベートという副収入がある
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現代の科挙

中国では革命前に科挙という公務員試験があり、選抜され公務員になるのが人々の夢だった。

現代の中国は民間企業が発達したが、やはり公務員は人気の職業で競争率は高い。

日本の国家公務員試験の競争率は8倍だが、中国は20年に63倍で今年は70倍を越えそうだという。

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科挙の影響なのか隣の韓国でもソウル市公務員試験は288倍、国家公務員試験は41倍などとなっている。

両国は経済発展著しく「羨むものはない」らしいが、実態は違っているのを表している。

公務員の倍率が高い国はそれだけ民間企業に魅力が無く、民間の受け入れ枠が少ない。


「韓国の年収は日本より多い」「上海の年収は日本より多い」という話を聞いたことがあるでしょう。

これらは「そんな例もある」という事で、サムスンやアリババでエンジニアとして正社員採用されるような場合です。

中国人全員が高収入で有名IT企業に就職できるわけではなく、日本より高収入な人は国民の1%もいません。


そんな人々にとって現実的な選択肢は公務員なのだが、その競争率は50倍以上なので、一流民間企業に入るのはそれより競争率が高いのです。

話を中国に戻すと2019年の競争率は95倍だったが、これは書類審査をパスした人数で、申し込んだ人はその数倍も居た。

変わっているのは中国は政党職員が国家公務員で、中国民主同盟という政党の受付職数名に9837人の応募があった。(2018年)




中国の公務員はリベートが主な収入

共産党以外の政党が存在するのは「民主選挙をしている」というアリバイ作りのためで、実際に政治にかかわる事は絶対にない。

一方でモンゴルや奥地に派遣される223の職種にはほとんど応募がなく、都市で高給を貰える職種は倍率数百倍になる。

中国の国家公務員試験「国考」は出願者202万人に対して採用枠は約2万5000人しかいない。


いわば官僚試験であり、ここからエリートコースに進み共産党の地方幹部から中央の支配階級に入る人も多い。

収入も「役所の調達担当は、給料ゼロでも業者からのリベートだけで食べていける」と言われていた。

例えば病院の受付は警備員からリベートを受け取り、警備員は受付にならぶ人たちから「料金」を徴収する。


診察を受けるには医師にリベートを渡す必要があり、薬を出してもらうには薬剤師や薬局に「手数料」を払う

こんな社会なので小さな権限の公務員でも副収入があり、安定していて生活は悪くない。

1番人気は国税部門で、「多めに見てもらう」ためならいくらでもリベートを出す企業がありそうです。


上海や北京などの公務員は年収120万円以上の場合があるが、リベートのような副収入が給料より多いという。

人民解放軍のような軍隊は民間企業との接点がないと、リベート収入は少ないのであまり人気が無い。

こんな風に中国の公務員は権力や出世、副収入の魅力が多いうえ安定しているので人気がある