F150はコイン駐車場より長く2トントラックより重く、荷台は軽トラより狭くボートをけん引できる。
ほとんどは1人しか乗っていない
2021-Ford-F-150_A4_o

画像引用:https://www.cookemotor.com/blog/2021-ford-f-150-exterior-interior-colors/



ビッグ3の大型車回帰

米環境保護局(EPA)によると、米ビッグ3は大型車を増やし去年より燃費を悪化させた。

GM、フォード、ステランティス(旧クライスラー・プジョー・シトロエン)はピックアップトラックやSUVを増やした。

アメリカのこれら大型車は車重3トン前後もあり、エンジンを改良しても燃費は悪い。

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最も悪かったGMは1ガロン当たり21.5マイルつまり約3.8リットル当たり34.6kmなので、リッター9.1kmだった。

炭素クレジットを活用せず燃費基準を満たしたのはテスラ、スバル、ホンダの3社だけだった。

またGM、メルセデス、ステランティスはかなりのクレジットを買い取り、テスラ、ホンダ、トヨタはクレジットを売却した。


クレジットは燃費基準を達成しなかったメーカーに罰金を科す制度で、メーカーは罰金を回避する為に燃費を改善する。

基準を満たさないと1ガロンあたり0.1マイル (約0.04km/L)につき5.50ドル(約601円)の罰金を科せられる。

罰金は14ドル(約1530円)への引き上げが予定されていたが、ビッグ3の反対で実施されていない。


実際のところ新車販売1台あたり1500円払っても、数百万円の販売価格から得る利益の少しでしかない。

トヨタはアメリカでハイブリッド車を販売している上にビッグ3より小型車が多いので、最大のクレジットを保有している。

ホンダも軽量車が多いが、同じような欧州メーカーは1社も他社に販売するクレジットを持っていない。



アメリカでは巨大な車ほど売れる

アメリカで販売した新車の燃費では日本メーカーとテスラが圧倒的に優れていて、テスラはEVなので計算上は必ず達成する。

日本メーカーはもともと小型車を得意としている上に、エンジン効率が良く、その上にハイブリット車を販売している。

世界のメーカーは今EVを開発しているが、それは将来の話で今現在ではない。


アメリカで2020年に売れた車1位はフォード Fシリーズで、ピックアップにフォードのマークがあったらほぼこれです。

売れ筋のF150は車重2.5トン、排気量4L前後、長さはロングタイプは5.8mなので日本のほとんどの駐車場より長い。

新車価格は4万ドルから6万ドルだが飛ぶように売れていて(半導体不足と無関係に)生産が間に合わないらしいです。


2位はシボレー・シルバラードでF150のGM版で大きさや価格も同じくらい、日本で見ると自衛隊の装甲車に近い乗り物です。

3位はラム・ピックアップで旧クライスラーのダッジD後継のピックアップトラックです。

これもF150とほぼ同じで、車体が異常に長いのに荷台には軽トラくらいしか載せれません。



実際のアメリカ人は燃費に興味がない

日本メーカーもピックアップトラックを出していますが、ベース車両がなく米メーカーより小型なのであまり売れていません。

4位は日本車トップのRAV4で、日本で見ると巨大ですがアメリカでは小型車ポジションのようです。

5位はホンダのCR-Vで、この辺の日本車は乗用車がベースで見た目だけオフロード車っぽくしています。


6位がやっと乗用セダンのトヨタカムリ、8位がシビック、16位にテスラ3が登場します。

15位までHVやEV、エコカーの類は1台も登場せず、突然テスラが出てきます。

これはテスラをエコカーとして買っているのではなく、加速が良いスポーツカーとして買っているのだと思います。


EVはゼロ発進が非常に早く、信号ダッシュならフェラーリやポルシェより速いからです。

そんな訳でアメリカ人はエコには何の興味も無いのが分かります

アメリカのガソリン価格は日本の約半額で所得は1.5倍なので、燃費を気にする人は少ない。