現在は388円 (税込 426円)
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画像引用:http://honkawa2.sakura.ne.jp/4719.html 図録▽消費者物価指数(年次推移のこれまで)



政府の物価調査は値上げしない品目だけ調査

欧米ではインフレが社会問題になり、アメリカやドイツでは前年比6%消費者物価が上昇しています。

対する日本は前年比0.1%だが、身の回りの生活商品に値上げが目立っている。

食料品全般で値上げが続き、お菓子類はまた値段同じで量を減らすステルス値上げをしている。

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ガソリンの値上がりは目を覆うほどで、数年前1L130円台だったのが170円台になっている。

だがこうした「価格変動が大きい商品」を政府は除外しているので、前年比0.1%という荒唐無稽な上昇率になる。

調査品目は例えば「米、即席めん、アンパン、スパゲティ」などだが、コシヒカリや正麺など付加価値があってはならない。


米なら一番低価格な米、ラーメンならチキンラーメンなど数十年前から存在し、大きな変更がないものが対象になる。

これだとコンビニで「新発売」と書かれた商品や、ほとんどの売れ筋商品は調査から除外されるでしょう。

食品以外では「家具、冠婚葬祭費、子供服、給湯器、クリーニング代」など多岐にわたるが、やはり付加価値がない最も安いもので比較する。


今回のテーマの牛丼も物価調査に含まれていて、「なにも付加価値がないただの牛丼」は21年11月に452円だそうです。

牛丼最安値は2010年の250円戦争で、牛丼チェーン3社が生き残りをかけて安値を競っていました。

なお物価調査の「牛丼」はチェーン店以外も含むので、すき家とかより高くなっています。



牛丼は景気に敏感

世界ではビッグマック指数が経済の標準になっているが、日本では牛丼価格がもっとも経済実態を反映していると思います。

牛丼並み価格は1970年台には300円だったのがバブル景気に乗って400円になり、バブル崩壊で2001年に280円になった。

牛丼が注目されはじめたのはこの頃で、デフレ不況下で安い外食としての需要が高まった。


2006年の小泉景気の頃に380円に回復したが、リーマンショックで280円になり、消費増税のたびに価格下落した。

現在牛丼チェーン並盛りは380円から400円に値上げしようとしていて、インフレが来ているのが分かる。

牛丼チェーン3社の売り上げは2020年に少し落ち込んだが、他の業態と比べて打撃は無しに等しかった。


21年に牛丼3社の売り上げは急回復し、在宅需要を取り込んで再び「デフレ外食の王者」の貫録を見せている

売上はそう悪くないが、円安と輸入牛肉の高騰で肉の材料費が1.7倍になった。

と言っても牛丼1杯の具は100ℊ程度で肉としては数十グラム、肉の輸入単価は50円にも満たないでしょう。


加えて国内の人手不足からバイトの時給を値上げし、他のコストも値上がりしたので「うちも値上げするか」という事のようです。

みんなが値上げした時に値上げすれば目立たないが、1人だけ値上げしたら客離れを起こしやすいからです。

こんな風に政府の物価調査とは関係なく、日本にもインフレの波が近づいています。