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日本の現場は待遇がいい

最近中国のネット界で、日本の建設現場で働いている中国人農民工が「日給1万円以上もらっている」と書いて大きな反応が起きました。

河南省からの出稼ぎ労働者はビデオで「1日7時間労働で残業はなく、日給600元((1万800円))貰っている」と語っている。

「出稼ぎ賃金(ピンハネ)を取られた事は無く、ホワイトカラー並みに食べている」とも話しています。

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これに対する中国ネットでの反応は、信じられない本当かとか、もうその仕事に空はないのかというのが多かった。

まずこれの真偽を確かめる必要があるが、中国人の農民工が日本の建設現場で合法に働くのは可能でしょうか?

日本企業が外国人を雇う場合、中長期の滞在を認める在留カードがあれば、企業側で手続きすれば可能となっています。


在留資格には種類があり「特定技能」「外国人建設就労者」「技能実習」「技能」、他に「定住者」「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」などがある。

ビデオの人はなんらかの技能資格で入国したと思われ、正規に企業に雇用されて労働している。

中国人側からすると、労働可能な在留資格(就労ビザ)を得るのが最大の難関で、それがあれば合法に日本で就職できます。


就労ビザの申請は本人は日本にいないため、日本側企業が申請するのが一般的なようです。

中国の日本大使館に、日本に知人がいない中国人が労働ビザを申請しても、なかなか受理されないでしょう。

河南省の彼は中国でそれなりの経験があり、おそらく日本側の企業が呼びよせる形で労働ビザを取得し、入国して正規に労働している。


本人が語っているビデオ映像
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画像引用:https://www.163.com/dy/article/GR4HL27D0534IZ8Q.html



福利厚生も中国より良い

最近コンビニでアジア系の店員が多いですが、セブンイレブンなどが東南アジアで募集して現地で研修して日本に呼び寄せているらしいです。

そうしたルートで中国人が合法に日本の建設現場で働けるのが分かったが、彼が言っている労働環境を検証してみます。

ビデオで言っている「7時間で600元(1万800円)」ですが、建設現場は基本的に朝8時から夕方5時までとなっています。


昼休みが1時間で10時と3時に休憩30分がある場合は、残業なしで確かに7時間労働になる。

ただし工期が押してくれば残業当たり前になることがあり、絶対に残業をしない訳ではない。

次に報酬が日当600元(1万800円)ですが、日本での募集は一般作業員だと日当8000から15000円くらいです。


建設業は時給ではなく「一日いくら」で払う慣習があり、それは役所の見積もりが「一日1人いくら」だからです。

中国人を日本に招くためにコストがかかっている筈なので、一日1万800円だとしたら、かなり奮発していると思います。

ただし中国でそれなりの経験や技術がある場合なら、妥当な金額だと思います。


一日1万800円はおそらく総支給額で、正規に雇ったらそこから国保、年金、税金を引き、さらに寮費や食費も引くはずです。

すると本人が受け取る現金は一日7000円から5000円程度、でもこれは丸ごと使えるお金です。

月10万円から15万円が手元にのこり、全て飲み食いや遊びに使えるなら良い暮らしができるでしょう。


国保に加入すれば医療費は3割だし、国民年金加入者がけがをすると、障碍者年金受給者になれるので本人にメリットがある。

日本政府によると一度障害年金受給資格を取得すると、外国に帰国した後も政府から手当てが支給される。

なので総支給から何割か差し引かれたとしても、けがや病気をした場合は本人に大きなメリットがある。


日本は若者が建設業を敬遠しているので、今後ますますこうした建設現場で外国人が増えるでしょう。