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寿命は短い方が幸せ? 男性の健康寿命は72歳

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伸ばすべきは健康寿命
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寿命は長ければ長いほど幸せか?

昭和の時代には寿命は長ければ長いほど幸せと考えられていて、寿命が長い事の問題点は誰も考えませんでした。

だが現代では長すぎる寿命は問題を引き起こすことが知られていて、適度な寿命が求められています。

寿命が長すぎる問題点1はお金の問題で、数年前の「老後2000万円不足問題」はそこを突いたものでした。


結局老後の生活費は2000万円ではとても足りず、働くか国の支援を受ける必要があります。

65歳で引退して85歳まで生きると20年、90歳まで生きると25年、夫婦で年400万円使うと1億円も必要です。

実際には年金を受け取り支出を減らすが、年200万円としても5000万円、年100万円としても2500万円必要です。
金融庁が試算した老後2000万円とは、一部上場企業で40年間務めた人か、定年まで国家公務員を務めた人を基準にしています。

つまり金融庁の役人は自分を基準に老後いくらかを、国の金と勤務時間をつかって調べて発表した。

ほとんどの国民は一部上場企業で40年間働かないし、数千万円の退職金や月20万円の年金を受け取れません。
なので引退後10年以内に預貯金が底をつき、長生きすればするほどお金が不足してきます。

最終的に生活保護を受ける事になり、つつましく生きれば困らないが、海外旅行ができるほどでもない。

引退後5年か10年で70代になると、健康問題が深刻さを増してきます。

健康でない期間は長すぎない方が良い

テレビCMでは健康食品や健康器具がどんどん増えていて、高齢になると身体が動かなくなるのが想像できます。

厚労省の調査では男性の健康寿命が72.68歳、女性の健康寿命は75.38歳でした。

平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳なので6歳違うが、健康寿命は男女で3歳も違いませんでした。
要約すると男性は約8年不健康な状態で生き、女性は約12年も健康でない状態で生きる。

健康寿命は「医療や介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間の平均」とされています。

歩行困難や食事困難、排せつ困難、認知症や様々な不具合のなかで約10年、最後の時間を過ごします。
価値観は様々ですが、多くの人は「健康寿命」をなるべく長くし、健康でない時間は短くしたいと思うでしょう。

厚生省の統計では調査開始の2001年から、平均寿命と健康寿命は同じ角度で右肩上がりになっています。

つまり「健康でない期間」は変わらないまま、健康寿命が2年から3年伸び、プラス健康でない期間も2年から3年伸びています。
女性の平均寿命は男性より長いですが、その分「健康でない期間」も長いのでどちらが良いとは言えません。

やはり健康寿命をできるだけ引き延ばして、健康でなくなったらそこそこの期間で終わりにしたいと思います。

欧米ではいわゆる「延命治療」をせず、自分で栄養をとれなくなったら無理やり寿命を引き延ばしたりしないそうです。

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