元特殊部隊の男性が女性として格闘技で圧勝した
画像引用:https://www.mmaindia.com/transgender-alana-mclaughlin-win-mma-debut-men/ VIDEO_ Transgender fighter Alana McLaughlin wins MMA debut – MMA INDIA
トランスジェンダーが女性に圧勝
トランスジェンダーあるいはLGBTの人が競技者としてスポーツ大会に出場する事でトラブルが多発している。
2021年東京五輪で重量挙げに元男性のローレル・ハバード選手(43、ニュージーランド)が出場したが、メダルを獲得できなかった。
もしハバード選手が男性選手なみの記録を出して圧勝していたら、トランスジェンダーを規制するべきだという議論が噴出したでしょう。
IOCは2004年、トランスジェンダー選手のオリンピック出場を認め、いくつかの基準をつくった。
過去4年以上女性だと公言し、過去1年以上テストステロン(男性ホルモン)の血中濃度が1リットルあたり10ナノモル未満であれば、手術なしに女性の競技に出場できる。
さらにIOCはそれぞれの競技が独自の基準をつくるのを認めていて、基準より厳しい場合も緩い場合もありえる。
アメリカではペンシルバニア大学の女子競泳部に所属する元男性が、次々に記録を塗り替えている。
トーマス選手はNCAA(全米大学体育協会)の規則で必要な1年間のテストステロン抑制治療を受け、2021年から女子として大会に出場している。
だがトーマス選手の記録をさらに塗り替える選手が登場し、それは女性から男性に転換中のアイザック・ヘニグ選手だった。
ヘニグ選手は自身を男性だと主張しているが、男性ホルモンの摂取を行っていないので女性として大会に出場している。
これだと女子の競技大会はトランスジェンダー選手が独占する事になり、”普通の女性”が勝つチャンスはなくなる。
どんな競技でも女子の記録は男子より大きく劣っているので、男性として平凡な選手でも女性として参加すれば優勝できる。
女子スポーツはトランスジェンダーの犠牲になるか?
当然ながらアメリカではトランスジェンダーが女性として大会に出場する事への議論が噴出した。
反対派は「男性として生まれた選手は強い筋肉や大きな心臓、肺活量、骨格を持っており、酸素運搬能力も高い」と主張している。
IOCなどの規制はテストステロン値だけで決められていて、他の身体特徴はなにも考慮されていない。
トランスジェンダーの長距離ランナー、アンディ・テイラー(48)は2016年からテストステロン抑制治療を開始した。
だが思ったほど身体能力が衰えず、うっかり「トレーニング中に女子記録を破ってしまった」と話している。
テストステロン値と運動能力の関係には個人差が大きく、抑制してもほとんど低下しない人もいるようです。
こうした事を指摘してトランスジェンダーの参加に反対すると、アメリカではトランスフォビア(反トランスジェンダー)と非難される。
アメリカの総合格闘技イベント『Combate Global』で元男性のアラナ・マクラフリン(38)が女性相手に圧勝した。
マクラフリンは元米軍特殊部隊に所属していたが、テストステロン値抑制治療をして女性として出場した。
実際の試合のようすは試合になっておらず、逃げ惑う相手を追いかけて倒しただけだった。
例えばマイクタイソンは圧倒的に強いボクシングチャンピオンだったが、テストステロン値を抑止すれば女性として出場できる。
オリンピックは元男性だけになり、トランスジェンダーではない女性が出場できる種目はなくなるでしょう。