中国研究者によると実際はもっと減っているという
8

画像引用:https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210706/se1/00m/020/021000c 中国 本当の危機:中国の出生数がわずか4年で600万人減、加速する少子化=高口康太 _ 週刊エコノミスト Online



中国の出生数が減少した原因とは

中国の国家衛生健康委員会人口家庭司の楊金瑞副司長は新年の記者会見を出生数減少の説明から行った。

彼によると近年の中国の出生数減少は、複数の要素が絡み合った結果だった。

第一の原因は出産適齢期の女性人口の減少で、2020年までの5年間で20歳から34歳の女性の人口が340万人減少した。

スポンサー リンク

また20年から21年までの1年間で適齢期女性は473万人減少したので、6年間で800万人も減った事になる。

第二の原因は晩婚化や非婚化や少子化で、最近の女性は高学歴なので最終学歴後の卒業年齢が遅く、高学歴女性は卒業後も就職期間が長い。

結婚年齢は遅くなり最初の出産年齢も遅いので、多くは1人しか出産しません。


中国では急激に都市化率が上昇していて、以前は9割が田舎に住んでいたが今は6割が都会に住んでいます。

都会の女性は高学歴で高収入で晩婚なので、出生率が低いのは世界共通の現象です。

第三の原因は養育費の高騰で、教育費も高いが公的支援は少なく、若者は結婚や出産を躊躇している。


その他には2020年からの新型コロナ流行が、短期的に出生数を減少させていると述べた。

2019年頃まで中国では結婚の意識調査が盛んにおこなわれていたが、なぜか20年から一切見かけなくなった。

都合が悪い事は次々に禁止する共産党が、今度は「結婚したくない女性」の報道も禁止したと考えている。



出生率1.30を下回ると人口危機

中国は1960年台後半から人口が急増し14億人になったが、これは高い出生率に支えられていました。

60年代には出生率6.0以上だったのが1992年に2.0を下回り、2020年は1.30になりました。

試算では出生率1.30だと2100年ごろに人口半減し7億人を割り込むが、1.30を下回ると人口減少も早くなります。


一部の中国研究者は中国国家統計局の発表をもとに「中国の出生率は1.0から1.2程度だ」と主張している。

中国国家統計局によると2000年の合計特殊出生率は1.22、2015年は1.05と発表したが、2019年は1.7に回復している。(中国統計年鑑2016)

日本の例を見るまでも無く一度1.0や1.2に下がった出生率がすぐ1.7になるなど考えられない。


実際の中国の出生率はずっと1.3以下であり、数年前から人口減少が始まっていたというのが、中国に批判的な研究者らの分析です。

この懐疑派の主張通り中国の出生率が今後も1.0から1.2で推移すると、なんと2050年に総人口7億人を割り込みます。

さすがにこれは隠しきれないレベルで、2020年前半のいずれかの時点で、大幅な人口減少を認めざるを得なくなります。