
支援要請にヘルメット5000個
米バイデン大統領はウクライナ政府に「2月にロシア軍が侵攻する可能性がある」と警告した。
アメリカを始め各国政府は大使館職員の家族を国外に脱出させ、必要なら大使館一時閉鎖の準備をしている。
そんな中でウクライナ政府はドイツ政府に兵器輸出を要請したが、ドイツは拒否しメルメット5000個を送り付けた。
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話は違うがマリーアントワネットの「パンが無ければケーキを食べなさいよ」を連想させる。
この発言は革命派のでっちあげだったのが分かっているが、ドイツ政府は本当にパンの代わりにケーキを送り付けた。
ドイツ政府は「ヘルメットはドイツとウクライナの強い連帯の証だ」と説明したが、ネット上はドイツ批判であふれている。
ドイツが兵器輸出を拒否した理由は大きく分けて2つあり、一つはロシアにエネルギーを握られてしまっている。
ロシアとドイツの間にパイプラインを引き、天然ガスを輸入する計画で既にパイプラインはほとんど完成している。
ドイツは脱原発、脱石炭を推進しているが電力が足りないので残るはCO2排出が少ない天然ガスを利用するしかない。
2つ目の理由はドイツの国内問題で、紛争地帯に兵器を輸出するのを禁止する法律がある。
ドイツには変な法律がいくつかあり、例えばドイツの教育内容や教科書は、ドイツではなく英仏などが決める。
ナチスを産んだ反省から、ドイツ人自身はドイツの教育内容を決める事ができなくなっている。
ドイツの一国平和主義
他にも戦前のドイツを賞賛したり「ドイツは正しかった」ような事を言うだけで処罰対象になる。
兵器の輸出禁止もその一つで、同盟関係より国内事情を優先させたのは日本の湾岸戦争対処を連想させる
1990年にイラクがクウェートに侵攻し、アメリカは自由主義連合を結成したが、日本だけ「平和憲法」を盾に拒否した。
代わりに日本は1.2兆円を払ったのだが、アメリカからは事実上「敵国」と名指しされ、その後アメリカが日本敵視政策をする原因になった。
正しい政策としては国内で非難轟々だとしても多国籍軍に参加するべきで、実際911後の湾岸戦争ではそうしている。
今のドイツの立場は1990年の日本に似ていて、同盟国を捨てても国内の法律や平和主義を優先している
ウクライナの首都キエフ市長は「ヘルメットの次は何を送るつもりだ? 枕か?」と皮肉った。
NATO加盟国は他の加盟国が攻撃された場合、参戦義務があるのだがこの調子だとドイツは拒否する可能性が高い。
参戦義務があっても「どの程度」かは各国の判断なので、ドローンで偵察するだけかも知れない。