次々と新メンバーがスポットライトを浴び、ファンを飽きさせないのが役割
it、AI、リモートワーク、DX、メタバース
1年前に「DXブームが来た。日本も本当のIT時代になる」のような記事を書きましたが、書いてすぐ後悔しました。
DXとは進化したIT技術によって仕事を効率化する事で、一見とても良いように思えました。
日本のDXの取り組みとしては役所がハンコを辞めたり、ファックスに替わってメールを使う事だと言われました。
今も日本企業でファックス、コピー機を使っているし、今も役所は紙にプリントしサインやハンコを要求しています。
DXという言葉も使われなくなり、今では「インチキIT技術」みたいな意味で使われています。
2021年はDXブームだったが20年はリモートワーク、その前は環境投資、その前はAIブームがありました。
AIは人間より頭が良いと言って「AIで何でも預言できる」とかAIで人間の仕事は無くなると言われました。
実際に今AIが何をしているかというと、商品を買って不具合があってメーカーのHPから連絡するとAIが対応します。
用件は何かとか不具合の種類は何かなどの質問に答えていくと「電源が入ってるか確認してください」のような人を小ばかにした回答をしてくれます。
これはただの壊れた留守番電話であって、一般の人が目にしたAIとはそんなモノでした。
2011年から数年間はメガソーラーがブームだったが、その頃建設されたものが日本中で災害を起こしまくっています。
あの頃孫正義が大人気で「原発も火力もすべて廃止して自然エネルギーだけにする」と言っていました。
そんな事は不可能なのは簡単な計算で分かったが、日本中が熱狂して冷静さを失い、聞く耳を持ちませんでした。
テクノロジーブームはAKB48の新メンバー
「世界を変える新技術」が毎年ブームになりますが、そうしたブームの役割は投資つまり金を集める事です。
「DXで世界が変わる」というブームを起こせば、ゴミみたいな会社に数千億円の投資が集まります。
EVブームもあって、まだ1台も車の試作すらしていないペーパー企業が数兆円もの投資を集めていました。
こうした新テクノロジーはアイドルグループの新メンバーみたいなもので、話題をつくる為にやっています。
AKB48のようなグループがいくつもあり、それぞれのグループには練習生など数百人も所属している。
次々に新メンバーが売り出されてファンを飽きないようにさせ、ファンからお金を集めています。
それは別に構いませんが新テクノロジーブームの多くは実態の希薄なゴミであって、信じたらお金を失います。
それが真に価値があるかインチキ技術か見極めるには、1年まてば分かります。
1年どころか半年で「そういえばそんなブームあったよね」になるテクノロジーは、金集めだけが目的です。
お金を集め終わったらブームは終了し、次のブームで金を集める計算をするのです
メタバースの時代が来るのか、ただのブームかは来年になれば判明します