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北朝鮮の冬、月数百円の暖房炭を買えない人が多数存在

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ビルやマンションの多くも暖房は練炭
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画像引用:https://www.cnn.co.jp/world/35168808.html CNN.co.jp _ 北朝鮮在住の外国人が大挙出国、必需品不足やコロナ対策で

暖房のない家庭が存在する

北朝鮮は思ったより寒い場所で首都の平壌でも1月の平均気温はマイナス6度、東京は3度くらいです。

東京より9度低い訳で冬の最低気温はマイナス13度、夏は涼しくて最高29度くらいです。

これほど寒いのに貧富の差によって、ある農村では約18%の人が暖房器具なしで生活している


北朝鮮で石油ストーブは富裕層にしか普及しておらず、電力が不安定なのでエアコンや電気ストーブは頼りにならない。

もっとも利用されているのは練炭ストーブで、日本では良くキャンプで利用されるが一酸化炭素中毒になりやすいので知られている。

中国のような石炭ストーブも使われていて、調理と暖房の両方に使える。
薪ストーブも利用可能だが、山から勝手に木を持ち出すのは違法で、伐採のために禿山が多い。

過去の燃料不足のときに多くの山で木が切られたため、森がなくなり洪水など災害が増えた。

練炭の原料は石炭や木炭と混合物で、日本では輸入されて400円から500円で売られている。
北朝鮮の練炭は1個7円ほどなので、外国から輸入はできず粗悪な原料で国産している。

冬になると家々から練炭の煙が出るのが風物詩だが、最近平壌では高層マンションが増えている。

マンションは建てたが暖房器具はないので、多くの入居者は練炭で暖房している。

月数百円の着火炭を買えず

事故の可能性があるので禁止しているが、他に暖房は無く倒れる人が頻繁に出るようです。

一般家庭では一日10個の練炭を使うので低品質なものでも月1000円、それを買えない人は着火炭を買います。

着火炭は工場で出る炭のカスで、暖房などの利用は禁止されているが、貧しい人達向けの燃料として売られている。
おそらく1か月に数百円だと思うが、それすら買えない人たちが暖房なしで生活している。

冬はマイナス10度以下で日中もプラスにならない日が多く、山には見張りがいるので薪拾いもできない。

月数百円の暖房代も捻出できないほどなので、この人たちの年収はゼロに近いと考えられる。
北朝鮮は共産主義国なので食糧の配給があるが、年々少なくなり配給ではとても生活できない。

農村では農作物が取れるが、自給自足なので不作なら食べるものがなくなってしまう

町の郊外には闇市があったが、コロナ後は閉鎖されたので、より一層生活困難になっている。

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