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韓国大統領選、野党は「当選したら現政権捜査」が切り札か

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両候補が共に支持率35%の接戦

韓国では2022年3月9日に大統領選が実施されるが、最近の数回とは違った展開になっている。

前大統領の朴槿恵、その前の李明博、その前の盧武鉉は退任時に事実上失脚していたが、文在寅は今も40%の支持率を保っている。

李明博は退任時に30%以下、朴槿恵は15%以下、盧武鉉も15%以下、金泳三は10%以下、金大中は30%以下だった。


退任間近の大統領支持率が40%以上は歴代政権最高で、文在寅の政治が高く評価されて居るのが分かる。

歴代政権では必ず、新大統領は旧大統領の腐敗を追求し、国民は拍手喝采しました。

文大統領にも疑惑が多く、今回野党の対立候補は文大統領の不正を捜査しようとして解任された元検事総長です。
保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦( ユンソクヨル )前検事総長は最近、当選したら文大統領の捜査をすると話した。

文在寅大統領の左派系与党「共に民主党」候補の 李在明 ( イジェミョン ) は、文在寅政治の継承を掲げている。

この3人の妻が重要な役割を果たし、それぞれが不祥事や疑惑で足を引っ張った。
野党尹錫悦の妻のキム・ゴンヒは経歴詐称疑惑があり、支持率が急落したが疑惑を認めたことで急回復した。

与党の李在明の妻キム・ヘギョンはパワハラ疑惑と公金流用疑惑があり、食材購入や公用車を私的に使ったと言われている。

両候補の支持率は2月10日時点で35%で並んでおり、勝敗はまったく分からなくなっている。
文在寅大統領の妻キム・ジョンスクは高額な弁当代、外国訪問時に一日に3回も着替えて公費で支出したり、私的にピラミッド見物したと言われている。

野党の切り札は文在寅逮捕と野党一本化

政治に直接関係ない事だが、大統領選が接戦になると両陣営からネガティブキャンペーンも強まる。

投票日まで4週間を切り、互いに相手に打撃を与えようとし、出てきたのが野党候補の「当選したら現政権捜査」だった。

これはもろ刃の剣にもなり、支持率40%の文在寅の捜査を打ち出すと、4割の有権者を敵に回す可能性もある。
野党のユン候補は文在寅政治からの転換を訴えていて、日本とは対話路線で行くべきだとしている。

文在寅現大統領はユン候補に謝罪を要求したが、現大統領は大統領選への介入を禁止されている。

両候補の支持率は頻繁に入れ替わり現在は並んでいるが、世論調査では政権交代を望む割合が57.0%、政権維持が33.6%とかなり離れている。
メディアの論調も「劣勢の与党候補」という解説が多く、野党側に決定打があれば決まりそうです。

一方文在寅現大統領は与党候補が負ければ捜査対象になり、逮捕される可能性があるので本人以上に真剣です

野党候補の決定打その1は文在寅逮捕を臭わせて国民に「どちらにつくのか」選択を迫ること。
第二は第3の候補である別の野党候補、安哲秀が立候補を取りやめ野党一本化する事だと言われている。

世論調査の「人柄への評価」では安氏が1位で、成功すればユン氏に勢いが付く。

だが日本の野党共闘のように「マイナス1+マイナス1=マイナス2」のような結果になる事もありえる。

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