プーチンの目的は自分の保身
ロシアのプーチンは困窮を打破する為ウクライナ侵攻と併合という冒険の旅に出ようとしている。
この記事が公開されるときはもうウクライナに侵攻しているかも知れないし、実際には行われないかも知れない。
ロシアと親密な中国も去年から盛んに台湾侵攻を口にし、いつでも征服できるように言っている。
ロシアを率いるのは独裁者プーチンで中国を率いるのも独裁者習近平、習の居る北京では今北京五輪が開催されています。
プーチンの支持率は70%以上だがこれは強要された支持と見られ、「支持しません」と答えたら不利益を受ける可能性がある。
プーチンには何度か政敵や対立候補が現れたが、その全員が逮捕や拘束されるか、謎の最期を遂げた。
このような独裁者が対外戦争を起こす理由は古来からたった一つで、それは自分の身を守るためです。
独裁者は本当は国民から支持されておらず憎まれているので、失脚したらどんな目に合うか分からない。
旧ルーマニアのチャウシェスク大統領、旧イタリアのムソリーニなど失脚した独裁者はまもなく不幸な最後を遂げる。
彼らは権力を失うことができないので、あらゆる手段を使って権力を維持しようとし、その手段が対外戦争になる。
よく比較されるヒトラーもそうで、彼は実際には選挙でドイツ人の過半数の支持を得たことは一度も無かった。
せいぜい立候補者の中で最も多かっただけで、支持しない人が常に半数以上いました。
独裁者が国を亡ぼすメカニズム
だからこそドイツは次々と対外戦争を起こし、権力の座に留まろうとして最後には国を滅ぼした。
独裁者の本質は「自分が大事」という事なので、自分が権力に留まる為なら国ごと滅ぼします。
習近平や金正恩も同じで、彼らがやる事は国益の為ではないので、「そんな事をして何の得があるのか?」という事を平気でやります。
プーチンにとって最良のシナリオは、実はウクライナ占領ではなく、ロシア国民がプーチンを支持し服従する事です。
欧米がプーチンを恐れるほどロシア国民はプーチンに従うので、プーチンの権力は安泰となる。
プーチンにとって最悪なのは欧米から侮りを受けることで、公の場で侮られればロシア国民もプーチンを侮ります。
習近平にとっても最大の敵はアメリカではなく自国の国民で、やはり権力を失えば自分の身が危ない。
習近平は江沢民と争って江沢民派を弾圧してきたが、権力を失えば自分が弾圧される番です。
こうしてプーチンと習近平は、実は欧米と争っているのではなく自分の身の保身のためにウクライナや台湾侵攻をもくろんでいる