広州恒大は世界一の金満チームで知られていたが、最近親会社が経営破綻した
画像引用:https://ftblsfinest.wordpress.com/2021/02/26/the-afc-champions-league-a-unique-elaborate-unimaginable-history/
中国サッカーバブル
中国は10年ほど前にサッカー強国になると宣言し、大金を投じてサッカー強化に取り組んだ。
その始まりは習近平がサッカーファンだったからで、習の機嫌を取ろうと多くの地方政府や企業がサッカー投資した。
2014年に中国政府は「25年までにスポーツ産業をGDP1%に拡大する」と宣言した。
当時のGDPは800兆円から1000兆円、現在は1200から1400兆円と言っている(言ってるだけで誰も確認していない)
スポーツ産業を年間10兆円に拡大すると言っていたが、現実にはそれほど成功していない。
2016年に中国企業ワンダがFIFAとワールドカップスポンサー契約を3000億円で結んだ。
これは将来中国がワールドカップを開催する布石と噂され、欧州や南米の有名選手を大金で獲得していた。
例えば中国は総工費200億円以上をかけて上海サーキットを建設し、2004年からF1グランプリを招致している。
中国にとって200億円はサッカー選手1人分の給料でしかなく、おそらく安い投資だと考えている。
欧州サッカーの放映権だけで数千億円を投じたり、サッカー爆買いは留まるところを知らなかった。
中国最大のサッカークラブは広州恒大だが、このチームは先日経営破綻した恒大グループのサッカーチームです。
経営実態は酷い物で社債で数兆円の資金を集めて不動産開発し、マンション投機で儲けていたが不動産バブルは終了した。
トップリーグの7割で給与未払
中国のプロサッカー1部「スーパーリーグ」の親会社の多くはこうした不動産業者で、バブルの余った金を惜しみなくサッカーに投じた。
ところが中国は不動産投資の引き締めをし、多くの不動産業者が経営難に陥っている。
報道によると中国のトップリーグチームの7割で、給与未払が起きている。
「スーパーリーグの中で規定通りに給与が支払われているのは(16チーム中)3、4チームにすぎない」
北京国安FCの解雇されたクロアチア人監督は、自身の給料も未払いになっていると説明した。
中国は多額の契約金などを払って有名選手を帰化させたが、思うような結果は出ていない。
ワールドカップやオリンピック出場を目指したが、今の所日韓や中東の壁を突破できていない。
原因は「爆買い」そのものにあるとされ、金で買われた外国人選手には中国への帰属意識が希薄で中国語も話せない。
ラモスやロペス、マルクスなどブラジル人はいずれも帰化後現役時代は日本で暮らし、その後ブラジルに帰国しても来日したり日本との関係を保っている。
中国に帰化した外国人選手の多くは、W杯予選が終わると本国に帰り(2重国籍)中国に戻る気はないようです。