イングーシの平均年収は20万円、どうやって生きてるのかは不明
画像引用:https://www.rferl.org/a/russia-ingushetia-protest/29527183.html
困窮するロシア国民の生活
ロシアは2014年から西側の経済制裁を受け、今また新たな経済制裁を受けようとしています。
2015年以前は西側メディアが取材したり、国民への”街頭インタビュー”もあったが今やそうした取材はなくなった。
情報統制がなされ政府に批判的な発言が危険な他、そもそも自由な取材活動が許されていない。
ロシアのGDPは1.5兆ドルほどで韓国やイタリアより少し低く、人口はそれらの2.5倍以上の1,44億人もいる。
1人当たりGDPは約1万1000ドルで、ウクライナの3700ドルより3倍近いがイタリアの3分の1に過ぎない。
ロシアは資源産業などに富裕層が多く、GDPのかなりを富裕層が占めるので、実際の国民所得は7000ドル以下でしょう。
つまり平均的なロシア人の年収は80万円以下くらいで、これは中国の平均年収とほぼ同じです。
ロシアのGDPは中国の1割少々で人口も1割くらい、かつてのソ連はここまで落ちぶれました。
ロシアにも良い時代があり、2013年はGDP2.3兆ドルありこの頃は資源価格高騰で急成長していました。
経済好調だったロシアは大国意識に目覚め、ウクライナに手を出したら欧米の制裁を受けた。
欧米の制裁前に2.3兆ドルだったGDPが7年後に1.5兆ドルになったので、かなりの効果があったのが分かる。
ロシア国民の生活ですがモスクワとモスクワ以外で大きな格差があり、モスクワ以外の情報はほとんど公表されません。
少数の富裕層と多数の貧困層、モスクワは優遇
2015年頃からロシアのネット検閲が強化され、今のロシアではユーチューブのような西側メディアを特殊なツールなしで見ることはできない。
テレビ、ラジオ、ネットサイトは政府の統制下にあるので、ロシア人は「プーチンは正しく全世界が支持している」のような情報しか見ていない。
ロシア連邦国家統計局(Rosstat)の発表では、コロナ前のモスクワ平均年収は226万円だった。
この手の「年収統計」は日本を始め政府によって山盛りに盛られているので、実態は2/3で庶民は半分くらいです
同じ統計でロシア全体の平均年収は118万円だが、これも「話半分」の類で2/3にするとGDPからの推測に一致します。
モスクワの平均的な月収は12万円、サラリーマンだと月給は10万円程度でボーナスありなら恵まれている。
ロシアの1人当たり生産高(GDP)ではネネツ自治管区の1,225万円、イングーシ共和国は20万円でした。
ネネツ自治管区は人口4万人で油田の採掘に従事する人が住み、富裕層も多いらしいです。
イングーシ共和国は西方のグルジア国境に47万人が住み、ロシア人ではなくイスラム教徒のイングーシ人が住んでいる。
イングーシをネットで見るとアルプスの少女みたいな風景で美しいが、逆に言えば数百年前から何も進歩していない