世界には自由に発言できる国が少ない
世界には190以上の国があるがその中で国民に思想や議論の自由があるのは先進国の一部だけ、幸い日本はその中に入っています。
自由グループから見て世界の3/4くらいの国には言論の自由が無く、人口では9割くらいの人類が不自由側の世界で暮らしている。
中国、インドなど南アジア、アラブ世界、アフリカの大半は、思想や発言の自由が保障されていません。
思想は頭の中だけで考える事で発言や議論はそれを口に出す事、北朝鮮は間違いなく思った事を口にしたら人生終わりです。
2020年に香港に国家安全法が施行され、自由な発言すべてが禁止され「イギリスから中国に」完全に変わりました。
それまで香港ではイギリスの法律が適用され、個人が何を考えようが言おうが自由、政府を批判するのも自由でした。
だから香港映画が栄えたのだが、今後もう80年台のように自由奔放な香港映画が製作される事はないでしょう。
国民から自由な発言の機会を奪い思想まで統制すると、いつか国が巨大な間違いを犯し、取り返しがつかない不利益を受けます。
それを現在やっているのがロシアのウクライナ侵攻で、根本原因は政府がロシア人から自由な思想や発言機会を奪ったからでした。
今回ロシア軍は奇襲攻撃を成功させるため、軍司令官すら侵攻を知らされず、何の準備もせず2022年2月24日に侵攻開始した。
燃料や弾薬は数日分しか持たず、ロシア軍が現れればウクライナは抵抗せず降伏すると思っていたそうです。
ロシアに議論の自由があれば「おいプーチン、お前は間違っているぞ」と多くの軍事専門家が教えたでしょうが、現実のロシアではプーチンに異を唱えると逮捕されました。
誰も間違いを指摘しない国
この20年ほどロシアは反プーチンや反政府活動家を取り締まり、選挙ではプーチンを支持する人しか立候補できなくなっている。
政府から仕事を貰える軍事専門家や評論家も親プーチンの人だけで、彼らはプーチンが間違っていても絶対に指摘しない。
軍の中で出世するのもプーチン支持者だけ、ロシア軍で反プーチンを口に出したら北極圏に飛ばされます。
こうして誰一人間違いを指摘しない国になった結果、ロシアは今滅びようとしています。
中国は共産党独裁で共産党以外の政党は存在せず、共産党以外の政党を口に出す事も考えることも禁止されています。
全人代は「日本の国会に相当する」という言葉が日本のマスゴミは大好きですが、全人代では発表した法律に賛成を表明する事しかできません。
出席者はすべての法律に100%賛成するのが事前に決まっていて、異議を唱えるような人は全人代には出席できません。
半島国家では「日本が好きです」と言うと国に居られなくなり、実際にそう言ったために日本で暮らしている人もいる。
日本は昭和10年から昭和20年の10年間、国民に欧米への敵意を植え付け「戦争しかない」と思い込ませようとしました。
実際には戦争を回避する外交手段もあったがそれを口にすした者を刑務所送りにしていました。
また戦争が始まると特攻のような消耗戦を美化したり、陸軍官僚への批判を封じ込めました。
例えば「特攻ではなく普通に爆弾や魚雷を投下した方が有効である」と発言すると、それが正しい意見でも米英のスパイとして取り締まった。
アメリカも戦前は日本人やアジア人を下に見る風潮が強く、「日本人はどんなに痛めつけても絶対に反抗しない」と考えていました。
だからこそアメリカは日本が輸入も輸出もできないよう縛り上げたが、それでも反抗してこないと思っていました。
米軍人は日本人の優秀さを知っていたが、父や母やマスコミが「日本人は無能だから飛行機を操縦できない」と言えば影響を受けます。
こうして正論は通らなくなりハワイでバカンスを楽しんでいたら、1941年12月7日を迎えました。
どれも国の上層部の人間が、自分に都合のいい考えを国民に強要した結果、国民は正しい判断が出来なくなりついには国そのものが判断力を喪失した。
それがロシアであり、中国や北朝鮮もそのような国になっています