日本で起業が成功しにくい理由
小泉首相が起業を呼びかけて日本で起業ブームが起きたのは2000年代初頭の事で、アメリカを手本にしていました。
90年代日本はアメリカにコテンパンにやられて経済大国の地位を失いつつあり、米新興企業が特に注目されました。
当時の米新興企業の筆頭はマイクロソフトで、ビルゲイツが学生時代に起業して成功したのが大きく取り上げられた。
日本でもビルゲイツを生み出そうという趣旨でしたが、規制でがんじがらめの日本で結局起業文化は育ちませんでした。
日本で起業から大企業が育ちにくい理由は、裏返すと古い企業が潰れにくく、日本には1000年前の会社が7社あり世界最多です。
500年以上が32社で200年は3,146社、全世界で創業200年以上の会社が5,586社で過半数、創業100年企業は3万3076社で全世界の4割を占めている。
これほど古い会社が残っているという事は新興企業が育ちにくいという事で、日本人は鉛筆からお菓子まで古い会社の方を信用する傾向が強い。
仮にビルゲイツが日本で起業したとしても、多くの人は「日立や三菱やソニーを買います」となったと思います。
ほとんどの業界(芸能界ですら)を老舗企業が仕切っていて、老舗大手に遠慮して取引すらして貰えない場合があると言います。
そんな日本でもジワジワと育ったのは隙間起業とも言うべき小さなビジネスで、個人として小さなビジネスをしている人は多い。
最近やたら見かけるウーバーイーツも立派なビジネスだし、メルカリやポイントサイトの小遣い稼ぎもビジネスです。
このブログには某グーグルの広告が出ますが、その収益があるのでブログやサイト運営もビジネスです。
どうせならビジネス化できる趣味が良い
一方でまったくお金にならないものもあり、長時間ゲームをしたりツイッターでいくら投稿しても普通はお金を稼げません。
同じような事でもゲームをしてユーチューブで実況すると報酬が貰える(場合があり)、ツイッターではなく時分のブログで書けばやはり報酬が発生します。
最近ブログを書いていて気になるのが写真共有サイトで、適当な写真を見出しにしようとしたら共有サイトのだった事があります。
ああいう写真は写真を販売しているので、それを転載すると法律で認められた「引用」にならず、著作権違反になってしまうからです。
共有サイトを覗いてみるとプロかセミプロレベルの人が様々な写真を投稿し、会員は有料や無料でダウンロードできます。
それで月10万円以上を得ている人たちが居て、プロ写真家の収益源の一つとして認知されてきています。
最近悪名高い「転売ヤー」も立派な(?)ビジネスで、中国人留学生から主婦の人までやっています。
転売は自分には才能がないのでしませんが、他人より早く利益が出る物をかぎつけ、他人より先に買う嗅覚が必要です。
転売は野生動物が獲物を奪い合うような世界で、見た感じも野性的な人が多い印象を受けます。
いつだったか記事に書いたのは墓参り代行や家事代行で、コロナや引っ越しで実家の墓参りをできない人が多く、代行業の需要は増えているそうです。
家事代行は大手企業が参入したが、需要が多すぎて対応できないのと、本来の目的以外で依頼する人が居て撤退していました。
家事代行は家の中で仕事をするので(特に女性代行者と男性依頼者)トラブルが起きがちで、そうしたトラブルを防ぐのがカギになる。
ペットの世話代行や盆栽や釣り、サイクリングなど今は趣味を収益化する方法があり、月数万円から十万円のビジネスで成功している人が多い
みなさんも自分が得意な分野や趣味、やりたいことがあったらビジネス化してみるのも面白いかも知れません。
ポイントは利益が出るか分からないので元手をかけず、趣味の範囲でやることでしょうか
例えば今は成功しているユーチューバーの大半は、持っていた数万円のGOPROや安いカメラ・スマホで撮り始めています