ロシア軍支配地域、南部と東部を占領するとロシア軍は再びキエフに前進できる
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画像引用:https://www.bbc.com/news/world-europe-60506682 Ukraine war in maps_ Tracking the Russian invasion - BBC News

 

東部で攻勢に出たロシア軍

22年4月18日にウクライナ東部でロシア軍が大規模攻勢を開始したと、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオで発表した。

ゼレンスキー大統領は「ロシアが長期間準備をしてきたドンバスでの戦闘を開始した」と言い、侵攻した多くのロシア軍が加わっていると指摘した。

また「ロシア軍がどれだけ動員されようとも我々は戦い守り抜く」と宣言し、徹底抗戦を表明した。

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ロシア軍がウクライナ東部で攻勢をかけるのは3月末から予想されていて、米軍は西部で撤退した部隊が東部に配置転換していると指摘していた。

3月は西部の首都キエフ攻略に執着し包囲しようとしたが失敗、キエフ攻略部隊は散り散りになってから東部に移動した。

4月になると東部のマリウポリで砲撃が激しくなり、民間施設や民間人だけを標的にする行動が目立った。


ロシア軍の東部攻勢に対してウクライナ政府は以前から「準備はできている」と語っていたが、マリウポリは陥落寸前になっている。

ウクライナ軍は2月に激しい抵抗を見せロシア軍の前進を防止し、3月はキエフ近郊や南部からロシア軍を後退させた。

だが4月2週目ごろから目立った動きがほとんどなくなり、水面下で何かを準備しているようにも見える。


連想するのはベトナム戦争の「テト攻勢」で、1968年1月30日から北ベトナム軍は欧米連合軍に大攻勢をかけた。

ベトナム戦争は欧米が支援する南ベトナムと中ソが支援する北ベトナムが戦い、欧米連合軍は今回のロシアのように戦車などを大量投入した。

北ベトナムは今回のウクライナ軍と同じようにゲリラ戦を中心としソ連と中国から軍事支援を受けていました。



ウクライナ軍のテト攻勢はあるか?

テト攻勢の前に北ベトナムは静かになりを潜め、各地に小部隊を潜伏させ1月30日に全土で一斉に放棄した。

南ベトナムの首都サイゴンのアメリカ大使館が占領され、米国大使や軍司令官が逃走する醜態を演じ、決定的な転機になった。

もちろんウクライナ軍もこうした歴史を知っているし、どこかでロシア軍に決定的な一撃を食らわせないと戦争に勝てないのも分かっている。


緊急の課題は陥落寸前のマリウポリを救済する事で、鉄工所を中心に2500人が立てこもっているが、多くは負傷していると考えられる。

市民約10万人もマリウポリに留まっていて、ロシア軍が占領したらブチャのように多くがなくなるか、ロシアに連れ去られるでしょう。

占領地の住民は過酷な土地に移住させ、ロシア人に入植させるのが、帝政ロシアからのやり方です。


米国防総省は4月18日、ロシア軍が約1万人の兵力をウクライナに追加投入したという分析を示した。

ウクライナの東部や南部に76個の大隊戦術グループを配置し、1個あたり800人から1000人で構成され全体で1万人ほどになる。

キエフなどウクライナ北部からは完全に撤退しつつあり、南部と東部を増員し東部に攻勢をかけている。


東部と南部を占領したロシア軍は兵力に余裕が生まれるので、西へ進撃するか再び北方から侵入し3方面からキエフに向かうでしょう。

アメリカは侵攻後ウクライナに約3000億円(24億ドル)の軍事支援をしていて、今後さらに増えると予想される。

アメリカは攻撃的兵器を供与しないと言い、戦闘機やミサイルの供与は拒否している。


だが敵を攻撃しなくては最終的に負けるので、ウクライナ軍は攻勢をかけられずにいる。

携帯型の攻撃ドローンも供与したが、ウクライナに必要なのは戦闘機や戦車やロシア軍拠点を攻撃できるミサイルです

アメリカがやっていることは「竹やりでB29を撃ち落とせ」と言うのに等しい