ロシアを倒さない限りロシア軍が止まらないのは自明の理
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 守っているだけの軍隊は負ける

ロシアのウクライナ侵攻は、遠くない時期に大きな出来事があるのは確実だが、奇妙な静けさに包まれている。

ロシア軍が撤退したキエフ近郊では市民生活が再開され、商店が再開されたり勝利を願うイベントが開かれたりしている。

ウクライナ南部と東部でロシア軍の攻撃が続いていて、相変わらず無差別攻撃と市民の強制連行、あらゆる国際法違反行為をしている。

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ロシア軍はキエフ周辺から撤退した部隊を補充して東部に回し、マリウポリ周辺を幅広く包囲している。

奇妙なことにウクライナ軍はほとんど攻勢を辞めてしまい、東部と南部ではやられるがままに任せているように見えます。

こんな筈がないのであって、ウクライナはどこかで反転攻勢を仕掛けるべく何かを企んでいると見ます。


ウクライナにとって重要なのは先進国からの軍事支援で、何はなくとも兵器と弾薬がないと話にならない

アメリカは何度か1000億円規模の軍事支援を繰り返していて、3月前半までに1兆6000億円の緊急予算を組んでいる。

内訳は兵器などの供給に35億ドル、米軍展開費用に30億ドル、人道援助に40億ドルとなっている。


4月後半までにアメリカからの軍事援助は5000億円規模に達し、フランスなど欧州各国からも多少の軍事支援が行われた。

ウクライナ軍が攻勢に出るには携帯式対戦車砲では話にならず、遠距離から大きな破壊力を持つ兵器が多数必要です。

アメリカとフランスは最近ようやく155ミリりゅう弾砲70基程度の供与を決めたが、戦車やミサイルの提供は拒否している。



戻れない川を渡る覚悟はあるか?

ロシア軍をウクライナから撤退させるためには、領内に進攻したロシア軍に壊滅的打撃を与える必要があります。

その為には自衛のリュックサックに入る兵器だけではだめで、遠距離攻撃が可能な兵器が不可欠です。

ロシア軍は東部で戦闘攻撃機や爆撃機による都市への空爆を行っていて、東部ではウクライナ軍の対空ミサイルが少ない。

これを辞めさせるにはウクライナ側ももっと長射程の対空ミサイルを持つか、ロシア側の空軍基地を使用不能にする必要がある。


それには射程数百キロの弾道ミサイルか巡航ミサイル、高性能レーダーと連動する対空ミサイルが必要になる。

ステルス戦闘機や弾道弾迎撃システムも必要だが、どうせアメリカは拒否するでしょう。

アメリカは「フェニックスゴースト」という自爆型ドローン120機の供与を発表し、夜間飛行が可能で6時間飛行できるとされている。


夜間飛行して数百キロ離れたロシア軍のレーダーや施設に体当りできるなら、ロシア空軍の活動を止められるかもしれません。

その際ロシア側の領土に入らなければならないが、ここが今回の戦争のルビコン川になるでしょう。

ルビコン川はユリウス・カエサルがローマ帝国に反乱を起こした時に渡った川で、その川を渡れば反逆罪になり、負ければ処刑されるのを意味した。


ウクライナ軍はロシア軍を自国領土から撤退させるためにロシア領内に突入せざるをえず、国境を越えたらもう無かった事には出来ない。

世界大戦になるかも知れないしロシアが核を使用するかも知れないが、ウクライナがロシアを侵略しない限りロシアを止めることはできないだろう。

ロシアとの戦争に勝たない限りウクライナ人は丸ごと地球から消されるのであって、選択の余地などはない。