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ウクライナ戦争で通用しなかった兵器は戦闘機と戦車

戦車も破壊できる自爆式ドローン、スイッチブレード
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画像引用:https://taskandpurpose.com/analysis/switchblade-attack-drone-ukraine/

戦車よりドローンが強い

ウクライナ戦争は多くの変化を世界にもたらしているが、従来の軍用装備品の在り方まで根本的に変えてしまった。

決定的に重要な役割を果たしたのはドローンで、1両の戦車より1機のドローンが強いのが明確になった。

米軍が使用しているMQ-1プレデターはロケット弾などを発射できる高級品で一機5億円ほど、AGM-114ヘルファイアで戦車を破壊できる。


ウクライナ軍がロシアの侵攻前に導入したトルコのバイラクタルTB2も一機5億円ほどで、やはり対戦車ミサイルを搭載できる。

対する戦車代表の米軍M1エイブラムズも1両約5億円だが、戦車には4人の乗員が乗っているのが違う。

今時アメリカ人1人を兵士に育てるには1億円以上かかる筈で、戦車1両の人間込みだと10億円になります。
アメリカ軍は侵攻後にスイッチブレードというリュックサックに入る自爆式ドローンを供与し、ロシア軍を苦しめたとされている。

4月ごろの発表ではフェニックスゴーストという新型の自爆式ドローンをウクライナに提供する事になった。

スイッチブレードは滞空時間15分(30分タイプもある)で価格はたった80万円(15分タイプ)と言われている。
戦車を破壊できるのは大型のスイッチブレード600だけらしく価格は不明だが、まず自動車1台分程度と想像できます。

もし500万円以下のドローンで10億円戦車を破壊できるなら、戦車は惨敗する可能性が高い。

戦車にかける10億円で自爆ドローン100機以上購入できるからで、戦場の様相はウクライナ戦争を境に一変します。

戦闘機より対空ミサイルが強い

今まで戦車の大敵とされていたのが戦闘ヘリで、空から忍び寄って対戦車ミサイルを発射していました。

米軍が使っているAH-64D アパッチ・ロングボウは1機60億円ほどと乗員数名が必要で、同じ値段で自爆式ドローン1000機を買える。

ヘリは人間が乗る事で多様な機能をこなせるが、ドローンも安いので機能別に調達運用できるでしょう。
もう一つ大活躍していたのが旧ソ連製対空ミサイルS300で、驚くことに30年以上前の物でした。

アメリカが米ソ冷戦時代に製造した携帯式対戦車ミサイルや対空ミサイルも、発射可能で大活躍していました。

S300は現代の対空ミサイルとは比較にならない旧式レーダーですが、ロシアの最新戦闘機をバタバタ撃墜していた。
これで明らかになったのは戦闘機より対空ミサイルが優位という事で、ステルス機ではない戦闘機が今後戦場を飛ぶことはなくなる。

例えば自衛隊のF15Jは日本上空や海の上を飛ぶことはできるが、あのタイプの戦闘機は他国の上空を飛ぶことはできない。

自衛隊は小型ドローンをほとんど運用しておらず、保有している戦車も戦闘ヘリも実戦で通用しないのが分かった。
アメリカ軍は10隻の超大型空母を保有しているが、航空機は敵の対空ミサイルの400キロ以内に接近したら撃墜される。

無意味になったものが制空権で、日本海軍がハワイを空襲してから制空権が勝敗を決めてきました。

ところがウクライナでは戦闘機より古い対空ミサイルが勝ったので、制空権が無意味になり歩兵の重要性が増した
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