ドイツはレオパルド戦車を6月中に100両引き渡す
画像引用:https://www.thedefensepost.com/2022/04/13/rheinmetall-leopard-tanks-ukraine/
ロシアのつかの間の勝利
2022年5月3日、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアによって併合されたクリミア半島を取り戻すと語った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)インタビューで勝利条件は何か尋ねられたゼレンスキーは、「クリミアを取り戻すのは可能だ」と話した。
ロシア軍は南部と東部を占領し、占領した都市で新しい市長を任命し、住民に身分証を発行し住民投票の準備を進めている。
2014年にロシア軍が軍事占領したクリミアでは、軍事占領ではないかのように偽装し特殊部隊を潜入させ、住民自身がロシア化を望んだように見せかけた。
実際にはロシアの特殊部隊が親ロ派武装勢力を率いて占領し、監視下で住民投票を行い全住民がロシアへの帰属を望んだという体裁を作った。
短期間で北朝鮮のような統制社会を構築し、ロシアへの「復帰」を祝うイベントが盛大に行われ、反対者は1人もいなかった。
ロシア、中国、北朝鮮のような統制社会では反対意見を口にすれば拘束され、山奥や極寒の収容所に入れられて2度と出る事はできない。
全国民に相互密告を義務付け、密告しない人は逮捕されるので、家族同士や親友や教師や生徒を互いに密告しあっている。
反ロシア的な発言をしたとか、中国や北朝鮮では「反社会主義思想を持っている」というのが良くある逮捕理由です。
中国は一時期沖縄を植民地化しようと働きかけ、独立運動や反米反日運動をけしかけ、独立派の政治家を招待して「中国軍が支援する」とささやいた。
カツラの沖縄知事はその気になり「自衛隊と米軍を追い出して中国軍に守ってもらう」などと発言していた。
それを軍事力で強制されたのがクリミアであり、ウクライナ南部と東部は現在進行形でそうなっている。
統制された社会では全員が「喜んで支配を受け入れる」し、反対したら逮捕され処刑されるのです
ウクライナの反攻が始まるとロシアは防戦できない
ゼレンスキー大統領がクリミア奪還は可能だと語ったのは夢想ではなく、現実に可能な裏付けが整いつつあると考えている。
最近ドイツはレオパルド戦車100両、ゲパルド対空戦車50両、自走りゅう弾砲7両をウクライナに提供すると発表した。
欧州各国も同様に重車両や各種兵器を提供し、数か月でウクライナ軍は強大な地上軍を得る事になる。
反対にロシア軍は日々損失を出しており、先日はロシア軍最新戦車のT90が破壊されました。
今一般的に使用されているのはT72だが、T90はそれより数ランク上の性能を持っているとされています。
T90は今までに20両しか生産されていないが、前線に投入して簡単に撃破されてしまった。
ウクライナ軍は現在は重火砲を持っていないので、T90を破壊したのは携帯式対戦車ミサイルかドローンの対戦車ミサイルです。
歩兵が手に持って打てる程度の対戦車ミサイルが数億円の最新戦車より強かった訳で、ロシア軍の弱さは世界史上に残るものです。
ロシア軍は5月9日の対独戦勝記念日で盛大に「領土奪還」を祝うと思うが、恐らくその日がロシアの終わりの始まりになる。
ウクライナ軍は6月には反抗の準備を整える筈で、今度はロシア軍が欧米の支援した兵器によって総攻撃を受ける。
ロシア軍は生産や輸送に問題があって安い砲弾しか使えないが、ウクライナ軍は欧米から支援を受けて打ち放題になる。
するとウクライナに侵入したロシア軍は壊滅し、おそらく市民を人質に取って都市に立てこもるでしょう。
ウクライナはさらに前進しロシアの空軍基地やミサイル基地を攻撃し、核攻撃を恐れないならモスクワまで進撃するかも知れません
ロシア軍が壊滅し敗戦を認めて完全撤退しない限り、ウクライナが反抗を始めたら行きつく所まで行くでしょう。
例えロシア軍がウクライナ領から出て行っても、それは一時の事なので、将来また侵攻しない保証にならないからです