ロシア軍の対砲兵レーダーZoopark-1m、任務のため広い場所に居るのでドローンで見つけやすい
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画像引用:https://medium.com/dfrlab/russian-zoopark-1-counter-battery-radar-takes-fire-in-ukraine-ee66c56d5ea7



先に撃ったら負け

映画やアニメで武器を先に使った方が負ける設定があり、現実にそんな事があるのかと定期的に話題になったりします。

ところが現実のウクライナではロシア軍とウクライナ軍双方が先に撃ったら負けの状況で戦いを繰り広げている。

ロシア軍は侵攻当初戦車による電撃戦をしようとしたが、ドローン及び対戦車砲によって防止され戦車は退場しました。

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代わってロシア軍が持ち出したのは迫撃砲とりゅう弾砲で、10キロから40キロ以上遠方から毎分6発くらいを発射できる。

命中すれば戦車を破壊できるほどで、命中しなくても周囲数十メートルの範囲にいる歩兵はダメージを受ける。

ロシア軍による都市攻撃に使用されているのはほとんどこれで、一発の砲弾は20万円(自衛隊の場合)程度と格安で威力は5億円の巡航ミサイルと変わらない。


迫撃砲やりゅう弾砲は弧を描いて飛ぶため見ていてもどこから発射したのか分からず、目視で反撃する事が出来ない。

そこで現代では対砲兵レーダーと呼ばれる装置で発射位置を分析し、相手が移動する前に攻撃する。

発射側も攻撃されないために数発撃ったらすぐ移動し、別な場所からまた数発撃って逃げるのを繰り返す。


このために自走りゅう弾砲が多く使われ、とにかく短時間に連発してすぐ逃げるのを繰り返します。

ウクライナで捕獲されたロシア軍の対砲兵レーダー「Zoopark-1」は、装甲車にイージス艦のレーダーを1枚付けたような外観で、最大45km先の発射地点を算出できる。

ウクライナもZoopark-1を保有している他、独自開発したZoopark-2、Zoopark-3も運用している。



都市攻撃しているロシア軍は自分の居場所を知らせている

両軍とも砲弾を撃ったら位置を特定される状況で、ロシア軍は不利な戦いを強いられているようです。

というのはロシア軍は本部から都市を砲撃するよう指示されていて、先に撃たなくてはならないからです。

ウクライナ軍としては標的になっている都市の30キロ以内に居るロシア軍が砲弾を発射するのを待つだけです。


動画サイトではウクライナ側のドローンがロシア軍火砲の上で監視していて、発射から反撃されるまでを捉えていました。

ロシア軍の砲兵は反撃されるのが分かっているので、発射直後に全員で走り出し、それほど時間を置かずにウクライナ側の砲弾が命中している。

見たところ誤差は10メートル以内というところで、自走砲でなければ砲を移動させる時間もない。


都市攻撃しているロシア軍は自分の居場所を知らせている事になり、今後ロシア軍による都市への砲撃は出来なくなるでしょう。

アメリカは2月以降ウクライナに小出しの軍事援助をし、最後に5兆円の援助をしたが対砲兵レーダーも含まれていました。

旧ソ連製よりかなり優秀な筈で、アメリカ製りゅう弾砲と連動すると広い範囲をカバーできる。